人を信じられなかった。

人を疑っていた。

  

 

でも一番初めに『疑った相手』は、

『自分自身』で。

 

 

自分の本音を一つ隠したら、

次に次にと嘘をつくようになった。

 

 

綺麗事を言って、

良い子を演じて。

 

 

良い子演じれば演じるほど

評価を得られたけれど、

演じなくてはいけないという

強迫観念が強くなって、

人と会う事が苦しくなった。

  

 

本音を言ったら、

この地球に存在できないように感じて、

本音を出す事が怖くなってしまった。 

 

 

演じたのは私で、

偽ったのも私で。

 

 

自分を疑っている自分に気づかずに、

目の前の相手を疑うようになった。

 

  

人と会うと手足が震えるようになった。

心臓がばくばくして、

震えが止まらなかった。

 

 

対人恐怖症はどんどんと悪化した。

 

 

誰とも会いたくない。

 

 

このままでは家族も全世界の人間も嫌いになってしまう。

 

 

一生孤独で生きるのか?

孤独で生きていけるのか?

 

 

本当に孤独になりたいのか?

 

 

絶望の中で見つけた解決方法は一つ。

 

 

本音を出す事

 

 

その為には、

偽る事をやめる事。

演じる事をやめる事。

誤魔化す事をやめる事。

 

 

本音を口から出す

練習をする事

 

 

本当は悲しかった。

本当は怒りたかった。

本当は泣きたかった。

本当は悔しかった。

本当はね。

 

 

押し込んだ言ってはいけない言葉を、

ちゃんと文字に出す。

 

  

文字に出せたら、

言葉に出す練習。

 

 

初めは上手にできないけれど、

練習すれば必ず上手になる。

 

 

失敗したっていい。

下手っこいたっていい。

 

 

そうやって6年以上ブログを書き続けることと、

家族と本音でぶつかって大喧嘩をする事で、

私は変わった。

 

 

自分を信じられるようになった。

 

 

自分を疑うような事をもう私はしない。

 

 

髙橋雅美

 

★対人恐怖症はどんどん改善されている