スマホを見ない日はない

 

 

料理中でも、

掃除中でも、

お布団の中でも、

外出先でも、

時にはお風呂の中でも、

スマホを見る

 

 

そんな私は、

スマホで救われた

 

 

 

苦しかった人生

 

 

テレビの中で、

書籍や雑誌の中で、

探したけど、

 

なかった

 

ここには、

私に必要な情報はない

 

 

 

だから外へ探しに行った 

 

占い師の元へ、

自己啓発の場へ

 

でもそこにもなかった

 

 

 

諦めていた中、

自分の手のひらに収まる

スマホの中で、

出会いがあった

 

 

それからずっと、

すがるような気持ちで

情報を取ってきた

 

 

睡眠中も、

耳にイヤホンをさして、

聴いていた

 

四六時中、

触れていたかった

 

だって、

自分が壊れそうだったから

 

 

 

話しを

聴いて、

聴いて、

聴いて、

聴いて.....

7、8年

 

 

今、

少しずつだけれど、

聴くことに飽き始めている

 

もう、

お腹いっぱいかなと、

思い始めている

 

 

振り切って、

振り切って、

やりきった

孤独の中で

 

 

 

そして、

最後に一番大切な情報を

今手に入れている

 

 

 

中毒にさせてくれた

スマホという媒体を通して、

私は元気になっている

 

スマホという媒体は、

薬を運んできてくれた

 

 

今は、

その全ての経験を生かし、

スマホという媒体で、

私は私の表現を

広げていこうと思っている

 

 

中毒と薬の存在である

スマホ

 

これで終わりではない

まだ続きがあるのだ

 

 

 

髙橋雅美