麻生副総裁が茂木幹事長に「支持は難しい」との意向伝える…自民党総裁選に向け動き激化 麻生派の動向が焦点に

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2024年8月16日 金曜 午前11:59







自民党の総裁選挙に向けた動きが激しくなる中、麻生副総裁が立候補に意欲を示す茂木幹事長に対し、「支持は難しい」との意向を伝えていたことがわかりました。


国会記者会館から、フジテレビ政治部・高橋洵記者が中継でお伝えします。



自民党内で唯一派閥を維持し、54人というかたまりを持つ、麻生派の動向は焦点の1つで、総裁選の構図に大きな影響を与えそうです。


麻生氏は、岸田首相が不出馬を表明した14日夜、総裁選への立候補に意欲を示す茂木氏と会談しましたが、その際、「麻生派として支持するのは難しい」と伝えていたことがわかりました。



麻生氏は、麻生派に所属する河野デジタル相が出馬した場合、

「河野氏を支持するのが筋」

だとの考えで、派内の意見も聞いた上で今後調整を進める方針です。



一方、近く出馬の意向を示すと見られている小林前経済安保担当相が、立候補に必要な推薦人20人を確保したことがわかりました。



石破元幹事長も15日夜、確保に「めどがつきつつある」と述べています。



また、高市経済安保担当相も議員らに電話で協力を呼びかけている他、15日、出馬に意欲を示した斉藤経産相、対応を「熟慮する」と含みをもたせた上川外相の動向も注目されます。








加藤勝信元官房長官、総裁選への出馬検討 15日には萩生田氏と会談






自民党の加藤勝信元官房長官(68)は、9月に予定される党総裁選に出馬する検討に入った。党関係者が16日、明らかにした。

【写真まとめ】出馬する?しない? 自民党総裁選「候補者」たち

 加藤氏は大蔵省(現財務省)を経て、2003年衆院選で初当選し、現在7期目。官房長官や厚生労働相を務めるなど政策通として知られる。総裁候補として小林鷹之前経済安全保障担当相(49)や小泉進次郎元環境相(43)ら若手・中堅の名前が挙がる中、安定感のある実力者として党内の一部から出馬を求める声が高まっていた。

 加藤氏は、15日には萩生田光一前政調会長と国会内で会談。出馬に向けて対応を協議したとみられる。

 加藤氏は16日、「出馬に向けて具体的に動いていきたい」と周囲に語った。

 加藤氏は茂木派に所属するが、将来の首相就任に意欲を示す茂木敏充幹事長(68)のライバルとも目されてきた。

 岳父は自民党旧安倍派幹部の加藤六月元農相で、死去した安倍晋三首相との関係が深かった。菅義偉政権では官房長官を務め、その後も菅氏との連携を重視してきた。

 6月には菅氏や萩生田氏、武田良太元総務相、小泉氏と会食。

 萩生田、加藤、武田の3氏は定期的に会食するなど連携しており、3氏の頭文字を取って「HKT」と呼ばれる。



【加藤明子、遠藤修平】