村岡桃佳選手

 

銀メダル

おめでとうございます

 

 

惜しくも金メダルを逃しましたが

連日の金メダルに続いて

個人でメダルラッシュ!

 

 

 

 

 

 

 

パラリンピック 村岡桃佳 銀メダル アルペン女子スーパー複合

 

 

 

 

 

北京パラリンピックのアルペンスキー、女子スーパー複合の座って滑るクラスで、村岡桃佳選手が銀メダルを獲得しました。

 

村岡選手は滑降とスーパー大回転に続いて今大会3個目のメダルです。

 

 

 

スーパー複合は当初の日程を1日早めて行われました。

 

スーパー大回転と回転を1回ずつ滑って、障害の程度に応じて係数をかけたタイムの合計で競いました。



女子の座って滑るクラスの村岡選手は、5日の滑降と6日のスーパー大回転でいずれも金メダルを獲得し、この種目で3個目のメダルを狙いました。

前半のスーパー大回転は持ち前の正確なターンでスピードに乗り、6日のレースより3秒以上速いタイムでフィニッシュしてトップに立ちました。

そして「苦手」という後半の回転は大きなミスなくまとめて、6人が滑った中で2位、前半との合計タイムも2分12秒14で2位となり、銀メダルを獲得しました。



金メダルはドイツのアナレーナ・フォルスター選手で、前半で6秒以上あった村岡選手との差を逆転しました。

銅メダルは中国の劉思トウ選手でした。



前半で5位につけた2大会ぶりの出場の田中佳子選手は、後半も落ち着いた滑りを見せて、合計タイム2分45秒14で4位に入りました。

 

 

村岡「きのうの悔しさ晴らそうと臨んだ」

村岡選手は

「きのうのスーパー大回転が悔しい内容だったので、きょうは前半のスーパー大回転で悔しさを晴らせるように心に誓って臨みました。回転では、きのうまでの高速系から技術系のコースに変わって、対応しきれなかった」

と振り返りました。


そして、金メダルを獲得したドイツのアナレーナ・フォルスター選手について

「タイム差をつけたのに巻き返してきた対応力はすごいと感じた」

とたたえ、

「心身ともにもう一度整えて技術系に全力で臨みたい」

と残る2種目、大回転と回転に向けて意気込みを新たにしていました。

 

 

「苦手意識ある」 回転種目で金メダル逃す

村岡選手は3日連続の金メダルという離れ業こそなりませんでしたが、前回大会のこの種目より1つ輝きを増した銀メダルを獲得しました。

7日のスーパー複合は、急斜面が続く長い距離のコースを滑り降りるスーパー大回転と、多くの旗門が設置され、細かいターンが必要な回転を1回ずつ滑り、その合計タイムで競う種目で、高速系と技術系の両方の種目を高いレベルで滑る総合力が求められます。



6日のスーパー大回転で、スタートしてすぐに片方のコンタクトレンズが外れるアクシデントがあったにもかかわらず、金メダルを獲得した村岡選手は「ハプニングがなければ、もっといけたという悔しい思いもある」と高みを目指す貪欲さを見せていました。

 


そのことばどおり、7日のスーパー複合、午前に行われた前半のスーパー大回転では積極的な滑りでチェアスキーを的確に操ってどんどんスピードを上げました。

 

旗門のセッティングこそ違いますが、同じコースで行われた6日のレースより、3秒以上速いタイムでフィニッシュし、滑り終えた後にはガッツポーズも見せました。



2位の選手との差は2秒84と、ゲレンデを移動して行われた午後の回転に、アドバンテージを持って臨みましたが、ここまで2種目でいずれも銀メダルを獲得し、回転を得意とするドイツのアナレーナ・フォルスター選手がすばらしい滑りを見せて前半の4位から一気にトップに。


最後に滑った村岡選手は「苦手意識がある」という回転でフォルスター選手との6秒07差をひっくり返され、3日連続の金メダルをあと少しのところで逃しました。



それでも、前回大会では銅メダルだったこの種目で銀メダルを獲得し、前回のピョンチャン大会から出場した8種目連続でメダル獲得と快進撃は続いています。

村岡選手の次のレースは今月11日、前回大会で金メダルを取った得意の大回転です。