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賢い消費者になるために(5)見極め~企業としての塾~

 では、そろそろ結論を述べましょう。

 塾の起源のようなものを辿れば、おそらく近所の元教員のおじいちゃん、おばあちゃんが、子供を集めて勉強を教えていた、とかそういった形式だと思われます。

 それで言えば、そろばん教室や、書道教室と同じ感覚です。

 もちろん、そういった人々は、「腕に覚え在り」と起業(?)に踏み切ったわけですから、信頼性は高いものがありました。

 そこまではよかったのです。


 いつの間にか・・・・欲が張ったのでしょう、さらに利潤を求め事業を拡大、その結果が産業としての塾です。

 当たり前の話ですが、教室が2つあれば、それを統括できる人間は二人要ります。

 でも、塾屋にしても何にしてもですが、そういう職人気質の強い人種(塾経営者もそう)は、得てして「人材を育成する」のが下手な人が多い。
 
 だからたいていは、「2号店」が成功した試しがない。


 要点はそこにあります。

 個人経営の、地域の評判もそこそこ良い塾に通わせるなら○ですが、複数店舗(教室)経営のところは、よほど用心したほうがよいでしょう。理由は前述のとおりです。


 あとは見極め方ですね。

 というのは、個人経営なのか、複数経営の法人なのかは、外見からはわかりません。

 
 そこで、見分け方ですが、まずはチラシですね。

 チラシ内に、複数教室が掲載されていれば、まず同一企業です。


 あとは、チラシでなくても、塾から配布される封書などで、複数教室の名前が印字されてある場合は、それも同一企業内で、複数運営している塾です。


 あと、大きなところはすぐわかりますね。


 こういったところの8割方は、お子様を通わせるに値しません。

賢い消費者になるために(4)生徒数から見る塾

 生徒数は、塾の評価のバロメーターです。

 単純に多ければ多いほど、それだけの評価を受けているということになります。

 
 が、重要なのは「世論」がどうであれ、要はお子様にとって良い塾か?ということです。


 例えば、「この塾いいよ!」と知人に勧められるとします。
そちらのお子様の成績は、校内で「オール4」レベル。お子様はといえば「オール3」レベル。

 ならば、紹介だからといって同じ待遇を受け、同じ満足を得ることが出来るとは限りません。

 ひとつには、通ってる学力層もお子様に合った塾がよいとは思います。


 さて、本題の生徒数ですが、ここに注目です。

 「生徒数に比例した、社員数がいるか?」、ということ。

 その見極めのためにはまず、社員が何人いるか?ということを知ることが必要です。

 ひとつの目処として、私の経験をご紹介しましょう。

■ 北大阪の某集団塾教室・・・・生徒数120名で社員1名 
■ 南大阪の某集団塾教室・・・・生徒数140名で社員2名
■ 大阪河内の某集団塾教室・・・・生徒数220名で社員4名
■ 東神戸の某集団塾教室・・・・生徒数120名で社員2名

■ 西宮の某個別塾教室・・・・生徒数120名で社員1名
■ 西神戸の某個別塾教室・・・・生徒数90名で社員1名 

 ちなみに、もっと社員一人あたりの生徒数が少ない大阪河内地区の教室ですら、十分な顧客ケアが出来ていた、とは言い難い現状でした。もっとも、その時はトップの手腕に問題がありましたが。。。

 という風に、携わる人物のスキルも重要ですが、やはり生徒数120名を1人でケアするなど、不可能に近い話。

 可能・不可能論ではありません。十分には出来ない、と申し上げているのです。

 しかしながら、塾も企業ですので、生徒数100名くらいで社員を2名雇用するのは、経営上難しい話。


 いかがでしょう?
 そろそろ見えてこられたのではないでしょうか?

 塾とは、産業として成立しづらい業種であることを。。。。


 それはさておき、目安として、「生徒数70~80名で、社員1名」、この線をボーダーとして、塾選びをなさってください。

 しかし、80名で社員1名では、塾側の利潤は無いんですけどね。
 個人経営なら、実入りは十分ですが。

賢い消費者になるために(3)でも、塾に嫌われては損!

 最近は非常識な親御さんが増えてきた・・・なんて思いません。
無理を言う顧客は、いつの世にも存在していたはずです。

 しかし、これはどんな商いに限ったことではないのでしょうが、店側に嫌われてはいい応対もしてもらえないのも常。塾でも同じです。

 ここでは、「言ってはならないこと」、と「しっかり言うべきこと」とを区別することが大切であると考えます。


 では「言ってはならないこと」、から。

 まずお子様の身の安全、成績、金銭に関わること以外でしたら寛容であるほうがよろしいかと。
 どうしても我慢ならぬほどでしたら、思い切って塾をお辞めになるほうがよいでしょう。

 どんな些細なことでも、クレームを喜んで受け取る人間はいません。
 他のケースならいざ知らず、お子様を「人質」、と言えば言葉が適切でありませんが、実際そのようなものです。

 よいサービスを受けたいとお思いなら、あまり細かいことは言わないことです。
 言うくらいなら、辞める! 幸い、「入会金無料」なんてサービスは、どこでも頻繁にやっております。

 
 次に、「しっかり言うべきこと」、です。
 逆に、あまりにも大人しいと反故にされるのも事実。

 例えば、何も言わないでいると、スキルの低い担当講師をあてがってきます。

 「あの先生、子供がわかりづらいと言ってるんですが・・・」

 これくらいは言って大丈夫です。
 
 何故なら、こういった苦情の窓口は、教室長なり塾長といった責任者です。
 責任者への直接クレームでないものは、心象に影響はないものです。

 
 コツというか、・・・おわかりいただけましたでしょうか?
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