国道沿い花壇の整備ボランティアをするためにはグループである必要があるので、一人だけでも、名前を貸してくれるだけでもいいので、誰かが必要です。
実家なので、幼馴染はご近所にいたのですが、遠い昔の話。
何も手伝ってくれなくていいから、名前だけでも貸してくれませんかって、近所の82歳のバラ友にお願いしてみました。
そうしたら、幼稚園のPTAの花壇整備で、あの人はやってないとか言う人がいたとか、暑い日の水やりが大変だったとかいう花壇活動絡みの話を一通りされ、あっさり断られてしまいました。
駅までの道の、雑草伸び放題の、きったない、もとい、あそこの花壇を、少しでも綺麗にしたかっただけなのに・・・
名前だけ貸してくれるだけでいいのに・・・
どうしてわかってもらえないの?
でも、明日には県の職員さんと現地で打ち合わせなので、今日中にもう一人なんとかしなければ!
最初は、92歳の母の名前を書いちゃえばいいやとも思わなくもなかったのですが、ボランティア保険に入っていただくので、さすがにそれも憚られました。
次なる手は、お隣の優しい奥様です。
玄関にお邪魔して、お願いがあるのですが・・・と切り出すと、何かを察して、奥様はご主人を呼び出されました。
ご夫婦の前で、私の花壇整備計画のプレゼンをすることになりました。
あそこの花壇を綺麗にしたいんです。
最初はもう一人メンバーが必要なので、お名前だけでいいので貸していただけませんか?
その後は、賛同してくれるメンバーを増やして、無理のない範囲で、やりたい人が自分の都合のいい時にやるという、緩い、自由な感じで、楽しく活動していきたいんです。
奥様の方は、その花壇のあるところの自治会がやればいいのではないかとか、計画にかなり懐疑的なご様子でした。
ほとんど泣きそうになりながら話す私に、横で黙って聞いていたご主人が一言おっしゃいました。
「わかりました、僕もやります」
奥様とお二人で話し合っていただく時間を取った方がいいと思ったので、返事は後ほどくださいと言い残してその場を離れました。
その日の夕方、お二人で我が家の玄関まで来てくださって、やってくださると改めてご主人が申し出てくださいました。
私のプレゼンを聞いて、心を動かしてくれた人がいた
そう思えて、とても嬉しかったです。
次の日、県の職員さんと現地でお目にかかり、私の夢を描いた活動計画書を渡して説明しました。
でも、花壇の土を近くで見ると、すっごく固くて、苗を植えられるのかわからない状態です。
また、植栽の高さは50センチくらいまででないといけないと言われました。
そのくらいの高さでないと、車の運転席から安全確認ができないからだそうです。
ワクワクに向かって動くと、扉が出てくるって並木さんが言ってたのはこのことか!!!
でも!
私がイメージしていたナチュラルガーデンのようにはならないかもしれないけれど、安全性は大切だし、雑草を取って、あの場所が少しでも綺麗になればいいよね、と思い直しました。
ここまでの行動で、自分の夢を活動計画書という形にできたこと、ご近所さんにプレゼンしたこと、そしてお隣のご主人の心を動かすことができたこと、実際に花壇整備の申し込みをするところまで漕ぎ着けたのは、大きな価値のあることだと思っています。
けれど、この後、花壇に除草剤が撒かれるというさらなる試練が現れて、私の想いは打ち砕かれたのでした
【続 く】
写真も少し貼りつけましょう。
スピリットオブフリーダム

鎌倉 杉本寺


身も心も浄化される思いがしました。