厚生労働省は、健康保険制度や診療報酬の改定などについて審議する中央社会保障医療協議会に対して、医療機関が投与した薬の種類や検査内容など診療内容の詳細を記した明細書の無料発行を義務づけることを示した。
医療機関の支払いはわかりにくい。
何に対して、いくらの費用がかかっているのかがわからない――。
そうした医療情報の透明性を求める声を受けて実現したのが、「明細つき領収書」の義務化だ。
これまでは、「初・再診料○○点」「入院料等○○点」「医学管理等○○点」「在宅医療○○点」「検査○○点」「画像診断○○点」「投薬○○点」といった、項目ごとに費用を記載した領収証を無料で発行することのみ、義務づけられていた。
詳細な個別の点数項目までわかる、レセプト並みの明細書に関しては、レセプトの電子請求を行っている医療機関のみ、患者から要望があった場合に無料で発行
することが義務づけられていた。ただ、厚生労働省が2009年7、8月に実施した「明細書発行の一部義務化の実施状況調査」結果によると、半数の医療機関
が、明細書が一部義務化されたことを患者に知らせる対策を採っていない状況で、明細書の発行はあまり進んでいなかった。
今回の義務化では、レセプトの電子請求を行っている医療機関については、「正当な理由のない限り、原則として明細書を無料で発行すること」としており、下記の理由に当てはまる医療機関以外は原則、無料で発行することとなった。
(1)明細書発行機能がついていないレセコンを使用している
(2)自動入金機を活用しており、自動入金機を改修しなければ、明細書を発行できない
明細書は、かかった費用を把握するための情報であると同時に、自分がどんな診療内容を受けているのかを知るための情報でもある。すべてを医師任せにするの
ではなく、「自分の体は自分で守る」という意識を持って、患者が納得して医療を受けるためにも、明細書の発行義務化は重要な一歩である。
(CARE MANAGEMENT ONLINE)
長妻昭厚生労働相は19日、2011年度末の廃止が法律で決まっている介護療養病床について「いま実態調査を詳細にしている。夏ごろまでに結果が出るの で、結果を踏まえて今後の方針を決める」と述べ、計画の見直し案を夏以降に出す考えを示した。衆院厚生労働委員会で山崎摩耶氏(民主党)の質問に答えた。
長期入院患者を受け入れる療養病床は医療費が膨らむとの批判も受け、介護型の廃止と医療型の削減計画が進められているが、長妻氏が計画見直しを表明していた。長妻氏は「機械的に目標が決められた。必要な医療、介護を受けられる体制をつくる」と語った。
厚労省では現在、療養病床がある医療機関に対して、介護施設に転換をしない理由などを調べている。サービス内容などを分析するための実態調査も行う予定。
(朝日新聞)
厚生労働省の研究班(主任研究者 津金昌一郎
国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部長)は、ナトリウム(塩分の総量にあたるもの)を多く食べる人は脳卒中や心筋梗塞といった循環器疾
患を発症するリスクが高くなり、塩蔵魚類や干物、たらこなどの塩蔵食品を多く食べる人はがんのリスクが高くなるという研究結果を発表した。
この研究は、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9つの保健所管内に 1995年、または98年に住んでいた、45~74歳の約8万人を対象に、食習慣に関するアンケート調査を行い、その後、2004年まで追跡調査を行って 分析したもの。
塩分を控えた食事をすることが、高齢者に多い病気であり、脳卒中や心筋梗塞の原因になる高血圧の予防につながることはよく知られている。
アンケートでは調理や食卓での調味、味噌汁の好みなどを詳しく聞き、ナトリウムと個々の塩蔵食品(塩蔵魚類または干魚、たらこ等の魚卵)の一日あたりの摂 取量によってそれぞれ5つのグループにわけた。追跡中に何らかのがんと診断されたのは4,476人で、循環器疾患は2,066人。
塩蔵食品の摂取量が多いグループではがんのリスクが高くなった一方、ナトリウム摂取によるリスク上昇は見られなかった。逆に、ナトリウムを多く摂取するグループでは循環器疾患発症リスクが高くなり、塩蔵食品摂取によるリスク上昇は見られなかった。
研究班は、塩蔵食品を控えること、しょうゆ、食塩、その他の味付けを薄味にすることががんと循環器疾患の両方の予防につながるとしている。
(CARE MANAGEMENT ONLINE)
この研究は、岩手県二戸、秋田県横手、長野県佐久、沖縄県中部、茨城県水戸、新潟県長岡、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県宮古の9つの保健所管内に 1995年、または98年に住んでいた、45~74歳の約8万人を対象に、食習慣に関するアンケート調査を行い、その後、2004年まで追跡調査を行って 分析したもの。
塩分を控えた食事をすることが、高齢者に多い病気であり、脳卒中や心筋梗塞の原因になる高血圧の予防につながることはよく知られている。
アンケートでは調理や食卓での調味、味噌汁の好みなどを詳しく聞き、ナトリウムと個々の塩蔵食品(塩蔵魚類または干魚、たらこ等の魚卵)の一日あたりの摂 取量によってそれぞれ5つのグループにわけた。追跡中に何らかのがんと診断されたのは4,476人で、循環器疾患は2,066人。
塩蔵食品の摂取量が多いグループではがんのリスクが高くなった一方、ナトリウム摂取によるリスク上昇は見られなかった。逆に、ナトリウムを多く摂取するグループでは循環器疾患発症リスクが高くなり、塩蔵食品摂取によるリスク上昇は見られなかった。
研究班は、塩蔵食品を控えること、しょうゆ、食塩、その他の味付けを薄味にすることががんと循環器疾患の両方の予防につながるとしている。
(CARE MANAGEMENT ONLINE)