こんにちは、みなです。

引退ももうすぐかあ、と思いながら、FreeDの帰り道に自動販売機でコンポタを買って、一人で飲んでいた時。

缶の下の方に溜まってる、ちょっと味の濃いかたまり(みんなも絶対好きなはず!底をトントン叩いて、早く落ちてこい!ってやったことあるはず!!)がとっても身に染みました。

食べ物って、図らずしてできた副産物みたいなものがすっごい美味しかったりするのが本当に不思議です。邪道が最高に美味い。

それでふと思ったんですよね。

私、FreeDでずっと邪道走ってきたなあ」と。

邪道の幕開けは、2013年自主公演「記憶の部屋」です。

当時、小学5年生。
ダンスにも演劇にも興味はなし。
ただFreeDに所属していた姉を見に行く為に足を運んだだけでした。
しかし、舞台が始まった瞬間、ブラックホールに吸い込まれたかのように、パフォーマンスの虜になりました。

 

物語が、それぞれのダンス作品を一つに繋げた瞬間、全ての要素が相乗効果で輝き出す。衝撃でした。

 

あくまでメインはダンス。だけど脚本演出の力ってえぐいなと、邪道の魅力に気づいてしまったんです。

そうなったら、もう誰も邪道をゆく私の運命は止められない。

 

時は流れ、2021年。
FreeDに入部し、あたたかい同期に恵まれ、留学中ではありましたが、脚本演出を担当することに。

 

きっかけは留学先にいた私が、公演責任者に決まったあいりに、DMをしたことです。

 

「公演班の一員として少しでもいいから公演に携わりたいです」

 

留学してる身分でわたし、何言ってるんだろう。
恥ずかしくて、不安で、申し訳なくて。
でもあいりは、無理じゃない?とか、できるの?のとか一切言いませんでした。

 

小5の時に感動したFreedの自主公演の魅力を次の代へと繋ぐことがしたい、そしてダンスだけじゃない、物語がある意味を伝えたい。

 

そういう私の話を、うんうん、と頷きながら、全部聞いてくれました。

 

すると驚くべき言葉が彼女の口から。

 

演出責任者をやってくれない?

 

カナダの山奥にいるよくわからない女(私)に責任者を任せるなんて、どんなギャンブルだろうか。時差17時間を超えたオンライン連携という前例のない状況なのに。

 

それでもあたたかく私を部員の一員として受け入れてくれたあいりを筆頭とする22期には感謝しかありません。

 

こうして、私は留学中に脚本演出を担当するという邪道を選ぶのです。

 

こんな私を受け入れてくれるみんなに迷惑をかけたくない。
直接話せないからこそ、コメントに寄せられた意見を脚本へ反映させる作業は、妥協せずにやろう。
そう心に決めました。

 

最初の構想はアメリカに行く飛行機の上で。
OPの曲はビクトリア島に行く船の上で発掘。
ザイオン国立公園の岩に囲まれながら、衣装の打ち合わせ。

世界のどこにいても、『Reflection』が私の頭を占拠していました。

 

google docsにきた大量のコメントや、会議で出た意見を元に、改訂版を深夜3時まで書く。そして早朝6時からはまた違う会議。
それが私の日常でした。

大変でしたが、決して辛くはなかったです。楽しくて仕方なかったです。あの憧れのFreeDの自主公演に携わることができている私は、なんて幸せ者なんだろうと思いました。

なのに。

 

帰国して迎えた、第一回通し練習を境に、純粋にそう思えなくなりました。

なぜなら邪道は邪道でしかない、と思い知ったからです。
ダンス公演において脚本よりもダンスの方が認知されるし、尊重される。

 

ダンサーのみんなは、あくまでもダンスがメインで、脚本のことをしっかり見てくれているのかな、と不安になりました。


それに、プロの映画監督や脚本家と違って、自分の作りたいものを完全に実現することはできない。ちゃんとダンスを作るM責さんの作りたいものに寄り添わないといけない。

 

私もみんなも、自分が作ったものが可愛い。Mは、10分ほどのまとまった時間の中で世界観が一度完結します。細部まで自分の手でこだわり抜いた世界観に賭ける強い想い、みんなすごかった。私は、そのM責の想いと、自分のかいたストーリーへのこだわり全てが丸っと可愛い状態で。いろんな意見の板挟みになったのがちょっときつかったです。

 

邪道である物語の力を信じて、FreeDに入ったはずが、伝えること、理解し合うことの限界、そして大学生の自己満足の範疇から抜け出せないもどかしさを感じてしまったんです。

 

頑張れば頑張るほど孤独だし、こうなったらもう、とことん孤独になって、一人で頑張るしかない、と躍起になりました。

 

でも全然、うまくいかなくて。

 

そんな時、何も言わずとも、同期が私の悩みを汲み取りながら一緒に考えてくれました(特に萌子とみう、本当にありがとう)。それでやっと気づいたんですよね。頑張ることって、孤独になることじゃなくて、相手に委ねる勇気を持つことだなって。

 

脚本演出責任者をやるにあたって、相手に委ねるって難しいことです。時には自分のこだわりを捨てて、オーナーシップを相手に手渡さなくてはならないのですから。でもそれができるようになると、景色が変わります。
思いがけぬ形でその作品が輝いていた時。
その人の個性が活かされた作品になっていた時。
自分一人では何もできないことを再確認するともに、小さい自分なりにその人に恩返ししたいって思えます。誰もわかってくれない、自分しか信じられないと思ってる時は、努力するにも限界があるけど、恩返ししたいと思うと不思議と力が湧いてきたりするもんです。

そういう恩返しのサイクルが増えたとき、大学生の自己満足のステージが、誰かのためのステージへと生まれ変わり、最終的には観客に何かを伝えることに繋がります。

そうしたら10年前の私みたく、『Reflection』をみた人が、数年越しにFreeD部員になる。。。なんてことも起きちゃうかもしれませんね。

顔も知らないその子もまた、伝えることの難しさに直面し、孤独を味わうんでしょうが、ぜひ腐らず伝えることを諦めないでほしい、相手に委ねる勇気を持ってほしい、と切に願っています。そうやってFreeDの感動が、連綿たる時を超えまた次の代へと引き継がれていくのだと思います。

「記憶の部屋」を見てから10年。
これまでのFreeD生活は邪道でしかなかった。
だけどその軌跡は、たくさんの人の優しさに支えられて起こった奇跡でした。

 

本当に皆さん、ありがとうございました。

 

個人的なメッセージは、また落ち着いたらたっくさん書こうと思います。

 

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12/20追記

 

みんなへの感謝の気持ち。

本文より長くて草。

 

愉快なwaackerたちへ

 

じゅり 

一年の時から、たくさんお世話になりました!コミュ力があって、オーラがあって、誰も真似できない踊りができて、しゅごい。あと、ばか正直なところも憎めなくて好き。一緒にワックやロックを踊れてよかったなあ。おじゅMに賭ける想いも素晴らしくて、最初は基礎練に集中して、後からどんどん作品のクオリティを上げていったの尊敬でしかない。引退後も、また一緒に踊れる日を楽しみにしてる!

 

のる

のるまゆでお世話になりました!メンズ唯一のwaackerとしてFreeDを牽引していってくれてありがとう。緻密な構成、未経験者を含め誰も取り残さない優しさ、変わってるけどクセになる音とり。のるわーるどには、こういう良さがたくさんあって。きっとこれからも、のるワールドのDNAが、FreeDのwaack界隈で引き継がれていくんだろうなあ、と思います!素晴らしきかな。

 

まゆん

影の努力家。ですね。ふわふわしてて、可愛らしい空気感。踊り出せば、華やかで艶やかなオーラを放つ。そんな彼女ですが、私たちが想像もつかないほどの、葛藤、努力を経験してます(誰目線?)。向上心が人一倍高くて、いい作品を作るために自分ができることをやり尽くす。まゆんがM責として悩んでいた時、何も助けてあげられなくて本当にごめん。頑張ってる様子をみて、私もしっかりしなきゃと刺激をもらってました。おうちも近いし、公演終わったら、ご飯でも行こうね。

 

さーや 

waackerの仲間入りしてくれてとても嬉しかった!!OP統括のことやダンスのこと、、、色々悩みながら頑張っていたのを知っているからこそ、心の中でずっと応援していました。彼女の凄いところは、負の感情をバネに自分にしかできないことを探し、それを諦めずに努力し続けるところです。自身の経験から、ダンス未経験者でも楽しく過ごせるFreeD生活をサポートしたいって思いで、私たちを引っ張ってきてくれて、ありがとう!

 

やっすー

勉強や、就職、そして留学。やっすーのキャパシティはすごい。やっすーは沢山努力して、FreeDの練習がおざなりになることなく、色々なことにチャレンジしていて素晴らしいなと思ってます!あと、ぶっちゃけ、やっすーと話してると、死ぬほど落ち着く。なんでだろう。傾聴力?なのかな。私がくだらないこと話してても、うんうん、って聞いてくれて、それに対してちゃんと返してくれる。私の顔が死んでた時、大丈夫?元気?と優しく話しかけてくれる。お姉ちゃんのような存在でした。一緒に踊れて本当によかった!!ありがとう!!

 

おすみ

彼女の偉業もここに記録したい。おすみはすごく良く周りを見ていて、サッと行動に移せる。例えば、表情や表現についてMメンバーが悩んでいた時に、すかさず、歌詞の分析や表情の勉強になる動画を添付したり。おすみの迅速な行動を見て、はっと気付かされることもしばしば。私は自分のことで一杯一杯で、Mに貢献できなかったな、と感じてるから、もっともっと彼女を見習うべきだったと反省。そして何より、彼女はすごく優しいんですよね。超優しい。あと超可愛い。癒し!!またwaack踊りたいね!!

 

かすみ

笑いの神様がきっとついているんだろうな、って思うくらい、彼女の周りには人が集まってくるし、最高の笑顔を届けてくれます。あと、人のいいところを見つけるのがとても上手い。そして、誰かが自信を失いそうになった時に、すぐに真っ直ぐであったかい言葉をかけてくれる。何度、彼女に助けられたことか。特にボイキャス、ありがとう。ダンスへの向き合い方も素晴らしくて、魅せ方が自信に溢れていて好き!

 

ななか

大変な時期でも練習来ててえらい!ななかは自分が思っているよりずっとずっと強いし、優しいし、素晴らしい人間だからね。私が保証します。あと、ななかってスタイルめっちゃ良くて、センスもあるから、めっちゃダンス映えんだよなーーー!!私もななかみたいにしなやかで美しい、猫ちゃんみたいな踊りしたい!って思って真似してた時期もあったな。そういや。本番楽しもうねえええ。

 

 

OBOGさん

 

くもほさん

夜寝る間を惜しんで、FreeDのためにたくさん動いてくださる、くもほさんは部員全員にとってレジェンドだと思います。これだけ他の人のために、時間と労力をかけられる方を見たことがありません。自分のパート以外の振りを覚えて私たちに教えてくださったり、いろんなイベントの運営に関わったご経験を22期に多く教えてくださったり。アクトキャストの演技練習のコツや通し練習のFBもいつも丁寧に伝えてくださって感謝です。私たち後輩のために、FreeDのためにレガシーをたくさん残してくださり、本当にありがとうございます!本当に今度こそ寝てくださいね。

 

くろさん

くろさんが第二回通し練習でくださったFBが私にとってすっごく支えになりました!本当に!!脚本の台詞や演出の裏に隠された意図や思いをくみとって、実現可能な形の代替案をご提示してくださっている点で、とても愛に溢れたFBだったと思っています。関係者の思いを汲み取りながら調整することの大変さを感じていた私にとっての救世主です。それに、大道具の搬入まで、、、。あまりお話しできてないので、また機会があればお会いしたいです!ありがとうございました。

 

ゆっきさん

私にとってのロールモデル?で、1年生の時から気づかれないように陰でじっと観察していました(気持ち悪くてごめんなさい)。シルエットや魅せ方がすごく好きで、ユーモアセンスの塊で。それで私が混乱してる時にすっと近づいて優しく教えてくださるのがありがたすぎました。最後までゆっきさんのようにはなれませんでしたが、waack沼にズブズブに入ったきっかけは、ゆっきさんです!引退後も、お話しできたら嬉しいです!ありがとうございました!

 

みれいさん

もう、みれいさんは、、、本当に本当にあったかいです。ゆきみMでお世話になった時これすごい思ったんですけど、みれいさんって教え方がすごく分かりやすくて、全ての言動が知的で上品なんです。構成も振り付けもすごく好きです!最大の後悔は2022年夏に私が風邪をひいたせいで、ご飯行く約束がなくなってしまったことです、、、。悲しい。帰国されたらまたぜひお会いしたいです!!留学頑張ってください!遠い日本から応援しています!

 

さーちゃんさん

ひろさーMに入れてくださってありがとうございました。途中でいなくなる私にこんなに優しくしてくださって、感謝しきれません。のるまゆMでもっとお話ししたかったのに、あっという間に12月です。結構、後悔してます。またひろさーM、リバイバルして欲しいです!!

 

ひろかさん

waackのみならず、girlsでもお世話になりました。ひろさーMにもお邪魔をさせてもらい、恐縮でした、、、!!のるまゆMであまりお話しできず、後悔です。また機会があったら一緒に踊りたいです!また、ゆりこが、吊り物はひろかさんがくれたと言っていました。ありがとうございました!

 

 

 

音響

ゆーきゃん

自分は指図するだけで、たくさん寝る時間奪って、働かせてごめんなさい。そして素敵な音源を作ってくれて本当にありがとう!文句ひとつ言わずに、私のこだわりをたくさん反映させてくれて感謝です。有象無象の注文が来たら、誰だって、嫌になるし、「うるせーよ!こんな小さなタイミングのずれ、どうってことないわ!!」ってなるはず。(私はなります笑)でもゆーきゃんは、ささっと調整して、どんなにデータくるのが遅くても本番までに間に合わせてくれる。懐が大きくて、信頼できて、すっごく安心でした。対面で音源を確認する時に、寝不足な目を擦りながら「うーん。(だいぶ長い沈黙。多分ゆーきゃんの自問自答タイム)(パソコンで作業する音)よし、これはどう?」と一生懸命調整してくれる姿は、さながら職人でした。reflectionの音響データをずっと電車の中で聞いています。そこらへんの音楽よりずっといいです。本当にありがとう。

 

 

スーパーウーマン

ゆりこ

まずゆりこに言わなくてはならないこと。大道具の手伝いほぼいけなくて本当にごめんなさい!!私が一番行かなきゃいけない人なのに、色々用事が重なって行けずじまいだったのが心苦しかったです。一人で作業する日もたくさんある中、辛い素振り見せずに立派な鏡を三つも作ってくれてありがとう。ダンス公演だから大道具はそんなに力入れなくていいよね、ってなっちゃいがちだけど、そんな中、ゆりこは、大道具に妥協したくなかった面倒な私にしっかりイメージを聞いて、それを素晴らしい形で具現化してくれました。それだけでない。みんなが苦戦する衣装も、舞台づくりのために必要な資金集めも、何もかも。全部ゆりこが携わっています。ゆりここそ、この公演での功労賞を貰うべきだと思います。ガチで。本当にありがとう!

 

 

精霊隊振付師

三人とも、私の謎の提案「精霊隊プロジェクト」に快く協力してくれて本当にありがとう。実は私は精霊隊プロジェクトにかなりの思い入れがあります。私は中高でミュージカル部にいたんだけど、それが影響してか、脚本が演劇よりのものになってしまう。ダンスが輝く脚本演出ってなんだろう、Mのつなぎとなるアクトにダンスの公演である意味を持たせるにはどうすればいいんだろう、とすごく悩みました。そんな中で思いついたのが精霊隊というキャラクターです。前例のない企画だったけど、あなたたちがいてくれたおかげで形になりました。本当にありがとう。三人はFreeD史上に残るパイオニアだと心の底から思う。たくさん補修練習(又の名を時間外労働。ブラックでごめんなさい。)を組んで、この作品に貢献してくれて本当にありがとう。

 

だー:同じ時期にFreeDを離れた留学仲間。そして意味わかんないくらい、ダンスもお顔もお美しい、マドンナ。もしFreeDへの思いが、まだだーちゃんに残ってるのなら、いい感じで引き連れたいなあと、留学中ずっと企んでいましたの、わたくし(笑)。それでデンマーク、カナダ、日本のzoomを開催。自分は重心が低い踊りより、軽やかな舞の方が得意だ、と話していたこと。だーの持っている清らかな雰囲気。全てが精霊隊にぴったりだと思ってすぐさま、振付師を頼みました。引き受けてくれてすごく嬉しかった。ストイックで努力家なだーだからこそ、素敵な作品になったと思う。ありがとう!!

 

みう:みうは演劇にも興味がありそうだったし、アクトもとても上手で。踊りだけじゃない、演劇の感性を持ってる人が、精霊隊の振り付け作ったらめっちゃいいだろうな、と思ったら、、、実際にめっちゃ良かった!!ダンスとアクトの間をいい塩梅にいくのが、天才的にうまい。精霊隊のちょっとした笑いの呼応もすっごくリアルに作ってくれて嬉しかった!!「喜びや悲しみが合わせ鏡のように映し出される感じで、ミラーリングとかしてちょ!!」という雑な指示をあそこまで具現化してくれてありがとう。伝説です、あれは。

 

こまち:キャストもあって自分は精霊隊として踊れないのに、たくさんの情熱を精霊隊パートに注いでくれてありがとう!!こまちは振り付けの天才ですね。言わずもがな大好きです。大変なのに辛い素振り1つ見せず、周りの人に気遣いながら仕事をこなしてくれる、あなたのタフさには全人類、脱帽だと思う。私は、少しキャパると顔にめっちゃ出るし、私大変ですオーラが漂い始めるから(まじでよくない)、こまちを見習おう、頑張ろう!って思えた。あと、小町の、作り手としての真っ直ぐな思いは、私にとってすごくエネルギー源でした。ありがとう!!

 

 

脚本

もえこ:もえこはねえ、めっちゃ頭いいと思う。もえこの知性をどういう所で感じるか、というと、周りで起こっていることを全てを自分ごと化してくれる時です。「無関心」ってみんなが持ってしまう感情だけど一番人を傷つけるものだと思う。でももえこは同じ作り手として、脚本を練る初期段階から、真摯に脚本に向き合ってくれた。今までなされてきた議論や経緯をしっかり把握した上で、最善策をしれっと出してくる。超スマート。それを可愛い笑顔でやってくるのが、これまたすごい。私が行き詰まった時、孤独になった時、とても支えになりました。本当にありがとう。すすめてくれたゆず生姜ドリンク飲もうと思います。

 

みう:みうもいつも脚本に向き合ってくれたよね。私はいつもfeelingで脚本を書いてしまって、ロジックにかけるところがあって。でもみうは私が持っていない視点をたくさんくれて、脚本に足りない論理を補完してくれた存在だな、と思います。「両親の死因、なんだってよくない?論争」も今となってはめっちゃ懐かしい。いかなる時も、たくさん意見をくれて、諦めずに伝えに来てくれて本当にありがとう。

 

 

ボイスキャスト

いや普通に天才だよね。君たち。愛理もブログで書いてたけど、ボイレコ室でそれそれ!めっちゃいい!!ってガッツポーズしてました。私の意味のわからない演技指導も素直に聞いてくれてありがとう。クセつよ、キャラ分析の難しいキャラに、命を吹き込んでくれたのは紛れもなく、あなたたちです。たくさん練習して、たくさんボイレコに時間をかけて、たくさん登場人物を愛してくれてありがとうございました!!

 

キャスト

3人を一言で言うならば。プロ意識の塊。私が言わなくても自主練やってることがわかる。尊敬です。キャストをこの3人にして本当に良かったなと思います。役を決めるとき、私が大事にしていたことが、二つあります。一つ目は人間観察です。他のこともそうだけど、みんなが輝ける場所を作る、設計するのが脚本演出だと思っているからです。カナダで密かにFreeDの駒場祭や新歓のYouTubeを見漁りました。みんながどんな作品でどんなオーラを放つのか、じーっと見ました。まっきーはディズニープリンセスのような可憐さや明るさがあって、まさにハンナだった。こまちはどのジャンルも制覇した猛者で、強い覚悟が伝わってくる踊りがルナっぽいと感じた。そふぃはまつかなMの最後のポーズでconquer the worldしてて、あ、主だ。と思った。ジャズだけじゃなくガールズもそふぃの強みだからガールズでも活躍してほしいと思った。二点目は、誰に何を言われても絶対にキャストがやりたい、と言い切れる覚悟です。今年の脚本において、キャストはたくさん踊るわけではなく、物語を運ぶキーパーソンとして、舞台に立ってもらいたいと思っていました。例年とは印象が違うので、迷った人も多かったと思います。ダンサーならダンスで活躍したいと思うのが当たり前。でもそれでも物語の要になりたいと言ってくれた三人には圧倒的感謝です。

 

まっきー:ダンスだけじゃない、物語がある意味。私が一番大切にしてきたことを、まっきーも大事にしてくれていたことが本当に嬉しかった。ダンスも大変だろうに、縦書きにわざわざ直して、紙ベースで脚本を作って、演技に集中していてすっごく感動した。プレッシャーも多分にあっただろうに、笑顔で周りを照らしてくれてありがとう。あなたは永遠のハンナです。

 

こまち:ダンスかっこいい。あの力強さがルナのキャラにも繋がっているね。演技未経験で不安だって言ってたけど、それを感じさせないくらい上手だった!正直言って、ルナの役が一番難しいと思います。王道でもなく、癖ありでもない。知的で合理的な感じを動きでどのように表現するか。それをちゃんと研究してくれて本当にありがとう。

 

やまな:ごめん、やまなって書こうとしたら、主、って書いてました笑 それくらい山名が主にハマってるってことです。山名とはキャストの話でもM責の話でも色々あったけれど、良いものを妥協なく作るマインド、本当にプロってた。主を引き受けてくれて、主として役を全うしてくれて、作品に彩を与えてくれてありがとう。

 

 

執行

いつもみんなのために動いてくれてありがとう。私の知らないところで、誰かの気持ちに寄り添い、最善策を考えて行動してくれていたからこそ、22期は今も元気なのかなって思う。22期の方針ぎめ、目安箱、FreeD号。どんどん改革を起こして行く三人は本当に偉大だと思う。正解のない中、中立の立場で、一人一人の幸福度を考えつづけるってめっちゃ大変だと思うし、根気のいることだけど、それを1年間やってくれて本当にありがとう。

 

 

トリデンテ

色々な経験を共にしすぎて、何を語ればいいかわからん。簡潔に言おう。マジで LOVE U GUYSだよん。

 

さえぴ

さえぴはこの三人の中で、一番洞察力がある気がする。会議でも口数は少ないけど、無駄がなくて然るべきところでめっちゃ大事なことを言ってくれる。あ、議事録書き忘れた、って時でも、ああ今とってるよーみたいな。私がぼーっとしてる間に先回りして、たくさん動いてくれてありがとう。公演やる意味ってなんだろうね、って哲学的な議論をしたことも、とてもいい思い出です。きっと意味なんか最初からなくて、意味を作るのは自分自身次第なんだろうな、って最近になって思うようになった。そういうふうに思わせてくれたのもさえぴだよ。FreeDじゃない他のことに時間を使えたかもとか不安に思うこと誰だってあるけど、無駄なことなんて絶対ないものね。だから、最高の舞台で思いっきり踊って、笑って駆け抜けよう!!

 

 

あいり

いっっっっっちばんお世話になりました!!私の脚本作りの経緯全てを知っている、唯一の人物だと思う。私に脚本演出をやる勇気をくれて、脚本を一番愛してくれて、理解してくれた。めっちゃ心強かった。これをやってあれを次にやる!そしたら、、、ってどんどん次進むべき道を示してくれて、私の手をとって引っ張ってくれた。だから愛理を一言で表すなら、未来へ引っ張ってくれる人、なんです。一番先頭でみんなを未来を引っ張るって、かなり不安が伴うことで。先頭に立っていると、後ろにいる他の人には見えていない、いろんなことが見えてくる。だからこそ孤独。後ろの人たちが何も知らないで笑ってる時、愛理は目の前にある氷河を見て青ざめる、みたいな。でもその不安を見せられないんです。どんな状況でも笑顔で、感謝の気持ちを伝えることを怠らず、伝えることを諦めず、妥協しない。そういう愛理だから、私も本気になってぶつかれたし、愛理を信頼して脚本を最後まで書き切ることができた。ありがとう、っていう言葉だけだと陳腐に聞こえる気がする。だから、舞台で思う存分大暴れ?して、ぐっちゃぐっちゃな顔で終わろうね。