満員の2ndワンマン大成功「アイドルの頂点を目指す」

129日に東京・TSUTAYA O-WESTにてマジカル・パンチラインの2ndワンマンライブ「DANCE DANCE ROMANCE: PART I」が行われた。

 

彼女たちがワンマンを実施するのは、7月の「World's End Wonderland: Episode I」以来、およそ5カ月ぶり。ミニアルバムの収録曲を曲順通りに披露した1stワンマンとは異なり、今回のライブでは結成当初の曲や1220日発売の最新シングル「DEUS EX MACHINA」の収録曲を織り交ぜたセットリストでマジファン(マジカル・パンチラインのファンの総称)を喜ばせた。

 

 

定刻を迎え、メンバーが1人ひとりゆっくりとステージに登場すると、フロアからは早くも熱烈なコールが巻き起こる。彼女たちは「Magiかよ!? BiliBiliパンチライン」を歌い始めて勢いよくライブをスタートさせるも、曲のアウトロで突然音が止まってしまうトラブルが発生。すぐさまレナはアウトロを口ずさみ始め、5人は最後の決めのポーズまでしっかりとパフォーマンスをやりきった。ライブ序盤は「Happy New Kitchen」「小悪魔Lesson 123」などガーリーでポップなナンバーを中心に展開。MCで満員の会場を見渡して感極まったヒマワリが「最高で、最強で、優勝しましょう!」と呼びかけると、フロアからはそれに同意するかのような盛大な歓声が上がった。

 

ライブ中盤にはリーナとヒマワリの2人だけがステージに残り、いきものがかり「気まぐれロマンティック」をデュエット。また2人と入れ替わるようにステージに現れたアンナ、レナ、ユーナの3人はpaletの「ダイスキっ!!~恋のSeason~」をカバーした。また5人が再びステージ上にそろうと、彼女たちが出演している「2F Fit's」のCMソングに使用されている「LOVE&JOY」「誇り」「走れ!」の3曲をパフォーマンス。ワンマンライブならではの構成で、オーディエンスを楽しませていた。

 

最新シングルの衣装に着替えたマジパンのメンバーは、最新シングル「DEUS EX MACHINA」の収録曲「私が私を燃やす理由」を歌唱。楽曲を作る前にMVを制作するという“MV先行型楽曲制作プロジェクトによって生まれたこの曲で彼女たちは、MVと異なる振り付けをフルで披露し、会場内を盛り上げた。その後は「万理一空 Rising Fire!」「那由多不可思議ソウルライブツイスター」といったアップチューンを連投。本編の最後に披露された「マジカル・ジャーニー・ツアー」では、メンバーの指示のもと観客たちも一体となって体を動かして一体感のあるパフォーマンスが繰り広げられた。

 

アンコールで再登場した5人は最新シングル「DEUS EX MACHINA」の収録曲「手のひらがえし」を歌唱。スタンドマイクを使ったアダルトな雰囲気の振り付けでオーディエンスを魅了した。MCでレナは「ここ12年はグループの結成や解散などが多くて変化の大きい時期だった」と振り返り、「そんな中でマジパンを応援してくれてありがとうございます。これからもまだまだ進化していきます」と意気込みを口にした。最後にユーナは目に涙を浮かべながらも「アイドルの頂点を目指す」と目標を宣言。彼女は声を詰まらせながらも「このメンバーでもっともっと上へ行けるようにがんばります」と言い切ると、マジファンからの盛大な拍手と歓声が会場内に響き渡った