女優の山本美月が20日、映画『ピーチガール』の初日舞台挨拶に、伊野尾慧、真剣佑、永野芽郁、神徳幸治監督と出席した。

累計発行部数1300万部を超える同名コミックを実写映画化した同作。



見た目は派手だけど中身はピュアな女子高生・もも(山本)は、真面目で硬派なさわやか男子・とーじ(真剣佑)に片想いしていたが、とある勘違いから学校一のモテ王子・カイリ(伊野尾)にキスをされて学校中の噂に。さらに小悪魔・沙絵(永野)の罠にはまり、もも・とーじ・カイリの三角関係は予想もつかない方向へと加速していく。

山本美月のセーラー服姿が幻に

多くのキャンペーンを終え、公開初日を迎えた今だから聞きたいことを打ち明けて行く場面で、山本は「(ももの)中学時代を撮ったんですけど、カットされました」と回顧。「私とマッケン(真剣佑)で中学時代の回想シーンを撮ったんです。それで、後で監督に聞いたら『流石に無理だった』って(笑)。私も『それはそうだな、なんでやる前に気づかなかっただろう』って(笑)」と笑い飛ばしていた。

さらに、山本は「まんまとセーラー服着て野球したよね。あれが無いと気づいたときの切なさと言ったら…」と理解を求め、真剣佑も「とても良いシーンだったのに」としんみり。「ごめんなさい、私は中学時代のシーン残ってました」と誇らしげに語った伊野尾に対し、「私はもうアウトでした」と肩を落とす山本だったが、セーラー服姿の山本の写真を撮っていた永野に「めっちゃカワイかったです」と褒められ、笑顔に戻っていた。

カットしたのは“名場面”

神徳監督によると、同回想シーンは「ものすごく愛おしいシーン。ももちゃんがとーじを好きになるきっかけの場面」だといい、キャストたちも「良いシーンだった」と納得の“名場面”だったそう。

観客の「えぇ~」と残念そうな声に続き、司会者からも「監督、見たいなという気持ちがあるのでご検討お願いします」と求められていた。