佐藤麗奈、アイドリング卒業後「なぜアイドル作った?」顔面偏差値70揃う「自信をもってみんな可愛い」

アイドル佐藤麗奈(通称:さとれな)。―アイドリング!!!時代、グループで最も年下だった彼女はいま、アイドルグループ「マジカル・パンチライン」(通称:マジパン)を作り、リーダーとして活躍。所属メンバーも彼女が選び、コンセプトや衣装デザインも“さとれな”プロデュース。結成から約1年経ち、今回なぜアイドルを作ったのかを改めて振り返ってもらい、活動の中での変化も明かしてくれた。

1998年11月9日生まれの18歳。2013年7月にアイドリング!!!に加入し、2015年10月のグループの活動終了とともに卒業。そして2016年2月に佐藤麗奈を中心に「マジカル・パンチライン」結成し、ここまで約10ヶ月。12月21日に2ndミニアルバム「MAGiCAL MYSTERY TOUR」をリリースするなど、一歩一歩着実に人気を集めるマジパン。その魅力とは?

 


マジカル・パンチライン/左から:アンナ(浅野杏奈)、リーナ(小山リーナ)、レナ(佐藤麗奈)、ヒマワリ(清水ひまわり)、ユーナ(沖口優奈)

佐藤麗奈、なぜマジパン結成?顔面偏差値は70超!

 

― 改めてですが、アイドリング!!!を卒業して「マジパン」を作った理由を教えてください。

さとれな:ちょうどアイドルに慣れてきた3年目に活動終了となってしまい、自分の魅せ方などもわかってきたタイミングでアイドルを辞めてしまうのはイヤだと感じ、アイドルを続けることにしました。あと、自分がステージに立つだけでなく、プロデュースもやってみたい気持ちがあったので、それを大人の人に伝えて「マジパン」を結成したんです。

― なぜプロデュースも挑戦したかった?

さとれな:アイドリング!!!時代、派生ユニットのNEOで衣装デザインをしたことがあって、自分か描いたものをみんなが着ているのが嬉しくて、色々プロデュースしてみたい気持ちが強くなりました。

― なるほど。メンバーもご自身で選ばれて。

さとれな:そうですね。大人のみなさんと一緒に選びました。可愛い子を選んだ自信はあって、キレイ系から癒し系など、色々な子が揃ってます!


― ちなみにさとれなさんは何系ですか?

さとれな:私はおじさん系。寝て起きたら声がカスカスなんですよ(笑)。

― (笑)。デビュー時は「顔面偏差値70超え」とのフレーズも話題となりましたよね。

さとれな:顔面偏差値を測るアプリがあって、みんな余裕で超えていました!

― さすがです!周りからは何か言われました?

さとれな:自分から言っちゃうグループいるんだみたいな(笑)。でも、わたしは自信をもってみんな可愛いと言っています。

佐藤麗奈「怒る」ことを学んだ1年


― この1年を振り返ってみて、みんなを引っ張る中で大変なことはありましたか?

さとれな:最初は怒れなかったんです。みんな若くて怒り方も分からなかったけど、やっぱり怒らないと変わらないと思い「何回も言わせないでよ!」ってガツンと言ったんです。そしたら一気に目付きが変わって、自由にやっていたみんなが真剣になってくれました。だから大変だったんですけど、怒ることって大切だと思いました。

― 怒ることって難しいですよね。最初は戸惑いもあったんじゃないですか。

さとれな:ありました。嫌われるかなと思ったんですけど、今はグループが良くなるなら「嫌うなら嫌って」とも思ってます。1年前にはなかった気持ちなので、その辺は自分が強くなったのかなって思います。

― それ以降も“怒る”ことは続けて?

さとれな:ストレートに言うようにしてます。例えば遅刻が多いメンバーがいて「それマジパンだから許されてるけど、ほかの現場だったら終わるから」って。

2ndミニアルバム「MAGiCAL MYSTERY TOUR」

― 今回の2ndミニアルバム「MAGiCAL MYSTERY TOUR」の衣装も、さとれなさんがプロデュースしているとのことですが、こだわりを教えてください。

さとれな:前回は明るいカラーで「LARME」の世界観をイメージしたのですが、今回は冬ということで、落ち着いたカラーで雰囲気を作ってます。スカート丈のデザインも外から内に向かって短くしていたり、メンバーそれぞれちょっとずつラインの位置などを変えていたり、そういった面白さも楽しんでもらえたらと思います。

― アルバムの仕上がりはどうですか?

さとれな:今回はラップに挑戦したり、3分クッキングの曲に挑戦したりなど、前回よりも魔法感がプラスされて、より良いものに仕上がっているのかなって思います。

― さとれなオススメの一曲は?

さとれな:ラップに挑戦した「108 煩悩 BOMB」はAメロBメロが全部ラップなので、そこを聴いてもらえたら!


― デビューとなった今年、2枚のミニアルバムもあって順調な年でしたが、来年の意気込みをお願いします。

さとれな:メンバーもだんだんとキャラが出てきたんですけど、「やり切ってるの?」と言えばまだ「やり切ってない」部分も多いです。歌もダンスもそうですけど、やっぱりアイドルはMCで決まると思ってるので、「こんなキャラいるの?」って興味を持ってもらえるよう、「恥を捨ててこそアイドル」ってことを伝えていきたいです。

― 本当にしっかりされてますね。話していると、18歳には感じないです!

さとれな:ファンの方にも言われます(笑)。18歳になったとTwitterに書いたら、「え?21でしょ?」「嘘つかなくていいよ」ってコメントが来て、「いやいや嘘ついてないから」って思いました(笑)。

佐藤麗奈、今後を語る

― 一方で「LARME」「LOVEberry」などでモデル活動もされていますが、今後は?

さとれな:女の子のファンを増やしたい気持ちがあるので、モデルの方はやり続けていきたいです。

― モデルとアイドルでは仕事の向き合い方も違っていたり?

さとれな:ポージングも全く違います。以前、アイドルだけが登場するカタログ撮影に呼ばれて、私の撮影順が一番最後だったんです。それで「ほかのアイドルの子の写真見る?」って言われ、見てみたらみんな同じようなポーズだったんです。そう思うと、モデルをすることで知らない間にポージングも学んでいたんだなって思いました。


― そうなんですね。では改めて、個人としての夢を教えてください。

さとれな:将来的にはコスメやお洋服のプロデュース、バラエティ番組などを中心にテレビも出て、いろいろな演技もしたり、モデルもしたりと、マルチに活躍が出来るタレントさんになれたらいいなと思っています。

― アイドルのプロデュースは続けていきたいですか?

さとれな:私がマジパンを辞めても、プロデュースは続けていきたいです。魔法学校をモチーフにしているので、いつかはマジパンが売れたら、例えばライバル校のグループを作るなどもやってみたい。秋元康さんのように、AKB48とSKE48のライバル関係が作れたら面白いと思ってます。

夢を叶える秘訣

― では最後にモデルプレスの読者に向けて“夢を叶える秘訣”を教えてください。

さとれな:どこまでがして良いことなのか、ダメなことなど、やってみないとわからないので、とりあえず挑戦してみて、ダメなら誰かが言ってくれるし、自分のセーフラインもわかると思うので、ギリギリまで攻めて、やりたいことを色々とやってほしいと思います!

― ありがとうございました。

キュートなルックスに裏には、しっかりとした“アイドル論”があった。アイドリング!!!時代は、引っ張られる側だったが、今はプレイングマネージャーとして自身のグループ「マジカル・パンチライン」を率いる存在に。「怒る」ことを学ぶなど、リーダーとして徐々に成長する佐藤麗奈。アイドルだけでなく、モデル・タレントとマルチに活躍する彼女の2017年に期待も高まる。