現役Seventeenモデル、大野いとが“癒し系”から脱皮?

2011年に人気少女マンガを実写映画化した『高校デビュー』のヒロインとして女優デビューした大野いと。「あまちゃん」ではGMTの一員を演じたほか、現在はSeventeenモデルとしても活躍中の彼女が『天の茶助』(6月27日公開)で、これまでの“癒し系”的なイメージとはまたひと味違った魅力を発揮している。

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地上に住む人間たちとその人生(=シナリオ)を執筆する天界の脚本家たちが繰り広げる騒動を描く本作。大野が演じるユリは、天界(の脚本)によって死ぬ運命となった女性。天界からずっとユリを見守っていた茶助(松山ケンイチ)は、自分のささいな言動によってユリの運命が変わってしまい、自らユリを救おうとする。

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幼い頃の両親の離婚が原因で声が出ないユリ。だが、自分のために奔走する茶助に感化され、変わっていく姿は、これまで彼女が演じてきたどの役よりも生命力にあふれており、体全体で感情を伝えようとする姿に、つい目が惹きつけられてしまう。

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メガホンを握ったSABU監督も「きちんと脚本を理解する聡明さと透明感があって、ユリ役に望んでいた通りの女優さんだった」と語るように、茶助でなくても、思わず助けてあげたくなるような可憐さは、これまでない鮮烈な印象を受ける。

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本作以外にも、2PMのチャンソンと共演する『忘れ雪』(秋公開)や『雨にゆれる女』(2016年公開)でヒロインを演じるなど、映画への出演が続々と決まっている彼女。7月には20歳となる大野いとの、女優としての成長ぶりを本作でぜひ確認してほしい。