─昨年7月にはなめこ好きのアーティストが参加した公式ソングコンピ「なめこのCD」が発売されました（参照：んふんふ！なめこコンピにヒャダイン、ナイトメア柩ら参加）。後にシングルカットされた福原さん歌唱の「なめこのうた」（参照：YouTube再生680万回！「なめこのうた」DVD付シングル化）は、発表後どんな反響があったんですか？
福原 それまでは「まいんちゃん」（※現在は放送終了のテレビ番組「クッキンアイドル アイ！マイ！まいん！」より）って呼ばれることが多かったんですが、今は街で気付かれると「なめこの人だ！」って（笑）。友達が「なめこ聴いたよ」って言ってくれたり、なめこのダンスをみんなで覚えて学校で踊ったこともあります。
─そもそも去年、最初にこのお話を聞いたときはどんな気持ちだったんですか？
福原 その前からハマっていたので、「え!? あのなめこですか？」ってビックリしました。信じられなかったし、うれしかったです。
─福原さんは今年の夏、「『なめこのうた」夏休み!! 全国ダンスレッスンツアー♪」と題して全国各地のイベントにも出演（参照：福原遥、夏休みツアーファイナルでお台場になめこ大増殖）。ダンスのレクチャーをしたり、ライブをしたり、大盛況だったそうですね。
福原 はい。すっごく楽しかったです。子供から大人までたくさんの方が来てくださって、子供たちが必死に踊ったり、なめこの人形にギューッて抱き付く姿が本当にかわいくて。なめこを通じて全国の方と触れ合えた、素敵な夏休みになりました。
─YUKAさんと野水さんは、今回発売のコンピ第2弾「なめこのCD2」から参加。最初にお話を聞いたときはいかがしたか？
YUKA 私はスタッフさんから「なめこの歌、歌う？ お話が来てるよ」って言われたときに「やります！ むしろ、やらせていただけるんですか!?」って（笑）。去年のCDの存在も知ってて、いつかは私も音楽でなめことつながれたら……と思っていたので、ものすごくうれしかったです。大げさかもしれないけど、ひとつの夢が叶ったなって感じでした。
─YUKAさんのなめこ好きが、回り回って関係者の耳に入ったんですかね？
YUKA ひたすら好きだって周りのスタッフさんに言いまくってたので（笑）、それが人づてに伝わったのかもしれないです。
─一方の野水さんは？
野水 私はレコード会社の方から「お前が喜ぶ話がある。なめこの歌の話が来たぞ」って言われたときに本気で泣きました。で、「絶対断らないでください！ 絶対歌いたいです！」って。私の場合も、Twitterになめこの話をよくつぶやいていたので、「あの人、なめこ好きらしいよー」って関係者の耳に伝わったみたいです（笑）
なめこの曲は意外と歌詞が深い
─「なめこのCD2」に収録された3人の曲は、どれも歌い手の個性が生かされた作品だなと思いました。まず、福原さんの「ぴょんぴょんぴょん」はとってもかわいらしいナンバーですね。
福原 私は「白ウサギなめこが好き」ってずっと言ってたので、それがテーマになった曲を歌えてうれしかったです。前回歌った「なめこのうた」は元気がよくて面白い感じだったんですけど、今回は子供向けのかわいくてゆったりした感じ。レコーディングでも楽しく歌えました。
YUKA 「ぴょんぴょんぴょん」、私も超好きです。いつも聴いてて、そのたびにニコニコしてます。
左から野水伊織、福原遥、YUKA（moumoon）。
野水 本当にかわいくて、耳に残りますよね。あと歌詞が子供向けに見えて意外と深い。ほかの曲もそうなんですけど、なめこを知らない人が普通の曲として聴いても成立するというか、それくらいいい曲が多いなって。
YUKA 胸に刺さるフレーズがいっぱい入ってますよね。
─YUKAさんの「いとしのせんぱい」は最初に聴いたときいかがでしたか？
YUKA いい曲だなって思ったんですけど、同時に切ないなーって。でも私が普段moumoonで歌ってる曲の雰囲気とはまた違うし、「ここは一途ななめ子になりきろう！」と。前回のCDで土岐麻子さんが歌われた「sweet na mecco ～なめ子の小さな恋物語～」から続くストーリーでもあるのですが、キュンキュンする歌詞がとにかく好きです。
福原遥
福原 私、この曲にすごく感動しました！ 切ないけどなぜか落ち着くYUKAさんの声も素敵だなって。
YUKA ありがとう。うれしいな。この曲のレコーディングはかつてないほどスピーディで、ディレクターさんも「なめ子をイメージしましょう！」みたいにテンション高く盛り上げてくれて。だから私もすごくなめ子になれたし、先輩との恋が実りますように……って心を込めながら歌いました。この先も、なめ子がまた先輩と結ばれたらいいなって思いながら歌っていくと思います（笑）。
野水 私、この曲でなめ子と先輩を収穫するときの気持ちが変わったんですよ（笑）。今までは普通に収穫してたのに、なんとなく「ああ……」って切なくなっちゃって。
YUKA わかります！ 本当に胸がチクッとしますよね（笑）。
デーモン閣下の曲は怖かった（笑）
─野水さんの「Bon appetit ～めしあがれ♪～」はどうでしたか？
野水 私、チョコなめこやクッキーなめこがすごく好きで。そんな“お菓子なめこ”好きを知ってもらって作っていただいた曲なんですが、できあがりはかわいいロック調。レコーディングではロックな感じか、かわいく歌うかで悩んだんですが、両方歌ってみてかわいいほうが採用されました。
YUKA 私、この曲も大好きです。女の子が聴いて絶対テンション上がる曲ですよね。
野水 ありがとうございます！ あと私が何よりうれしかったのは、「nnf nnf-nnf-nnf」というコーラスを歌わせてもらえたこと。「んふんふ」が言えたー！って（笑）。
YUKA それ、うらやましい！ 私、言ってないわー。言いたい！（笑）
─（笑）。ほかの参加アーティストの曲でも気になるものはありましたか？
YUKA ジェロさんの「んふんふ音頭」は哀愁があってよかったな。デーモン閣下の「なめこのうた（地獄のなめこのうた）」は超カッコよかった！
福原 デーモン閣下……私はちょっと怖かったです（笑）。悪！って感じがして（笑）。スギちゃんの「GOLDY PYRAMID」はすごく面白かった。
野水 私も！ 最初に聴いたときのインパクトがすごい（笑）。
YUKA（moumoon）
YUKA エンディングのセリフまで面白いですよね。あと私は「幸せのんふふ」（アヤwithかせきさいだぁ）と「みんな王様」（奥華子）も好きで、本当にいろんなジャンルのアーティストがいろんな曲を歌ってて、そのクオリティも全部高い。
福原 曲順も工夫されてて、私は急に違うテイストの曲が来たときにビックリしちゃいました（笑）。でもそこが、何度聴いても飽きないところだと思います。
YUKA 元気なときは「ぴょんぴょんぴょん」や「Bon appetit ～めしあがれ♪～」を聴いてアッパーな気分になったり、逆にゆったりしたいときは落ち着ける曲に浸ったり……。
野水 いろんな気持ちのシーンに合わせて聴ける曲が集まってますよね。「幸せのんふふ」は結婚式で流してもらってもいいと思う！
YUKA 超いい曲ですもんねー。
完全に生活の一部。なめこは永遠です！
─ここまで存分になめこ愛を語っていただきましたが、今後なめこに対して期待すること、やってみたい企画はありますか？
左からYUKA（moumoon）、福原遥、野水伊織。
野水 私は声優のお仕事をやっているので、先日アニメ化された「なめこ家の一族」でいつか「んふんふ」って声を当てたいなって。いろんな「んふんふ」が必要なときはぜひ呼んでもらいたいですね（笑）。
YUKA そのときはキュートな「んふふ」になるんだろうなー。私は、12月17日にmoumoonの配信ライブをやるんですが（※開催済み）、そこになめこが来てくれることになったんですよ。それがすごくうれしくて！
──聞くところによると、そのコラボはなめことのTwitterのやり取りから実現したそうですね。
YUKA はい。最初はただ私がなめこについてつぶやいてただけなんですけど、ある日、「んふんふ」ってリプライが来て。その瞬間一気に熱が加速したんですが（笑）、まさかそんなところから共演につながるとは思ってもみなくて。本当に感激しました。ライブが無事に終わったら、次も何かコラボできることを考えたいなって思ってます。
福原 私は「なめこのCD2」に参加した皆さんが全員出演するイベントをやってみたい。タイトルは「なめこフェア」、みたいな（笑）。
野水 それ、すごい楽しそう！
福原 いろんななめこのぬいぐるみが後ろで踊ってくれたら、もっとすごいことになると思います！ 私はまだ白ウサギなめこに会ったことがないので、早く会ってみたいです。
──この先「なめこのCD3」の発売もあるかもしれませんし、今後もなめこのブームは続いていくのでしょうか？
YUKA もちろん！ これからもどんどん続いていくでしょうね。
野水 なめこは永遠です！ だって完全に生活の一部ですもん（笑）