素直になれなくて

主演瑛太さんにインタビュー
フリードのブログ「パフュームの楽書き」-be10
演じるナカジは、戦場カメラマンを目指している青年だ。

仕事でも恋愛でも、葛藤はつきない。

 そんな役柄への思い入れは深い。「物語が進んでいっても、

カメラに対しての愛情は失わないでいてほしい。

僕も、演じる上で、もっと写真集を見たりしてカメラの知識を

蓄えたい」。ナカジの印象を聞くと、静かに、ゆっくりと、

こんな答えが返ってきた。

 登場人物はみな、もがきながら必死に生きているが、

本人も同様だ。それぞれの作品で目指す演技に、なかなか

到達できない。自分の作品を客観的に見られないのも、

自らの存在に対して突き詰め方が足りないからだと感じる。

「自分が演じている姿を、僕はまだ理解できていない」

 それでも、演じていて楽しい瞬間は多い。

「(上野樹里が演じる)ハルの笑顔が僕を笑顔に持っていく

のだと感じた瞬間とか」。本作では、女性に思いを届ける

難しさを伝えたいと意気込む。特に、何気ない動きで示す

2人の距離感など、セリフ以外の部分で。

フリードのブログ「パフュームの楽書き」-be11

 器用なタイプには見えないが中身は熱い。

ナカジもきっと、そんな人物になるはずだ。



素直になれなくて 木曜よる10時~