「元気をもらいたい」 大河ドラマ「江」
主役の上野樹里
NHKが発表した平成23年の大河ドラマ「江(ごう)~姫たち
の戦国」の主人公、江役を演じる上野樹里。17日、東京・
渋谷のNHK放送センターで行われた会見で、上野は「生きる
力を与えられるような江を力強く演じたい」と抱負を語った。
として生まれた「江」の生涯を描く。江戸幕府の二代将軍、
徳川秀忠の正室となったことで、豊臣家に嫁いだ姉、淀君と
敵味方に分かれて争うなど、波乱に富んだ人生を送る。
制作統括の屋敷陽太郎チーフプロデューサーは「演技力も
確かで、何より本人のたたずまいがいい。企画を考えたとき
から、江は彼女しかいないと思っていた」と上野の起用理由
を説明する。
上野は「他の役者さんたちも力のある人が集まると思います
ので、力いっぱいやりたい。これまで人の一生を演じる役は
なかったので、やりがいがあります。時代劇が初めてなので、
着物や所作など勉強することは多いですが、江を演じながら、
私も元気をもらいたい」と決意を語った。
「姉と戦うというのが頭では理解できますが…」と複雑な表情。
ただ「原作を読んで、おとなしくつつましくというよりは、
ズバッというところは自分に似ていると思います」と話す。
会見では、今年の大河ドラマ「龍馬伝」で主役を演じる福山
雅治から、「この現場で真摯(しんし)に撮影に取り組めば、
今お持ちかもしれない不安を超えて余りある素晴らしい経験が
できると思います」などとメッセージが寄せられ、上野は「実は
同じ事務所なのに、すれ違ったこともない。
大河を通じて初めて名前を呼ばれました」とおどけ、