『のだめ』大ヒット舞台挨拶
女優の上野樹里、俳優の玉木宏らが1月20日(水)、
東京・日劇2で人気ドラマシリーズのニ部作映画第1弾
『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』の大ヒット御礼
舞台挨拶を行い、“1位奪取宣言”した。
漫画家、二ノ宮知子の同名代表作を原作に、エリート
音大生(玉木さん)と天才ピアニスト(上野さん)の恋と
成長を綴るシリーズで、同映画ではパリ留学中の2人
を描く。昨年12月19日の初日から30日間で観客動員
270万人、興行収入33億円をそれぞれ突破。
ハイペースな好稼動とこの日の大歓声に、上野さんは
「テレビをつけたら(映画の)ランキングをやっていて
ずっと2番で。公開前は正直不安で、『のだめ』より海外
の作品が観られるのかな? とか。でもずっと2位だから、
お客さんでリピーターが多いのかなと」と大喜び。
アナウンサーが「そうなんです。見事にずっと2位ですね。
(ランキングチャートに同作が)初登場の時は“ワン”なん
とか(注:『ワンピース ONE PIECE film STRONG WORLD』)
が1位で、その後は“ア”なんとか(『アバター』)で。
史上最強の2位作品です」と解説した。
人気を実証すべく軽部アナがリピート鑑賞回数を観客に
6回観た方? 7回? と問いかけると延々と「はい!」と
手が挙がり、最高回数が「今日で24回目」と叫んだ女性。
玉木さんは「僕は3回です」と明かしつつ「本当に嬉しいこと
です。いくらになるんだろうって(笑)。普段、感想を言って
くれなかった周りの人たちがこの映画を観たよって言って
くれます」と好感触をかみしめた。
同シリーズを通じて学んだことは? との質問に、上野さん
は「のだめがハードルを次々越えていくのと同じで、役者
やっていて頑張ろうと思ったり、もう辞めたいと思うことも
いっぱいあるけど、その分楽しかったりする。いろいろな人
と出会っていろいろな経験をさせてもらってドラマから映画
になる仕事も初めてでしたし…生きること全部です!
ひと言では語りきれませんねぇ」と、のだめ口調でしみじみ。
テレビシリーズから手がけてきた武内英樹監督は「天然の
女優さんの扱い方ですね。上野さんは天才だと思いますけど、
天然の子だから」と自ら吹き出し笑い。上野さんが「説明書?
でもあたしにしか使えないんじゃ? この前、またのだめ
でって言ってたから、のだめでしか使ってくれないんじゃ?」
とシリーズ続行を匂わせる発言。会場から「おお?」と声が
上がる中、監督は「せっかく扱い方を覚えたので活用させて
ください」と再タッグのオファーをしてみせた。
ことを…」と語ると会場から大拍手と大歓声。「ここまで
来られたのはみなさんのおかげです。4月の(後編)公開も
よろしくお願いします」とシリーズファンへ感謝の気持ちを
表していた。