「のだめ」好発進!
アジア5カ国・地域で公開へ
前編の好スタートに笑顔が弾けた前列左から上野樹里、
玉木宏、ウエンツ瑛士と、後列左から山口紗弥加、
山田優、福士誠治=東京・有楽町 女優、上野樹里(23)
と俳優、玉木宏(29)のW主演映画「のだめカンタービレ
最終楽章 前編」(武内英樹監督)が19日、初日を迎え、
興行収入40億円を見込むロケットスタートを切った。
韓国、香港などアジア5カ国・地域での公開が決まり、
さらにオファーも殺到中。都内で行われた舞台あいさつ
では、スタンディングオべーションがおき、上野は「こんな
に温かい舞台あいさつは2度とない」と大感激だった。
舞台あいさつが行われた東京・有楽町のTOHO
シネマズ日劇1が、まるでコンサートホールと化した。
上映が終わり、上野、玉木らキャスト陣が壇上に現れる
と、満員の950人がスタンディングオベーションで、
「ブラボー!!」と絶賛。温かく鳴り響く拍手に、上野は
「こんなに歓迎される舞台あいさつはない」と感涙寸前だ。
同作は、06年秋に放送されたフジテレビ系連続ドラマ
の映画版。変人の天才ピアニスト、のだめ(上野)と、
指揮者を目指す千秋(玉木)ら音大生の青春をコミカルに
描いた物語で、その後、アニメ化、スペシャルドラマ化も
された人気作。映画では、欧州を舞台に、2人の成長や
恋の行方の文字通り“最終楽章”が描かれる。
それだけに注目度は抜群で、前評判通りとなった初日の
盛況ぶりに、配給の東宝は「興収40億円突破は確実!」
と大興奮。余波は海外にも波及し、世界各国からオファー
が殺到。さっそく来年3月4日に香港、マカオ、5日に台湾、
11日にシンガポール、その後、韓国で公開されることが
決定した。
前後編に分けて公開される映画は、たいてい後編の方が
成績が良いだけに、来年4月17日公開の後編と合わせれ
ば100億円突破も夢じゃない。
玉木は「“最終楽章”ではありますが、きょうからがスタート。
ぜひ、また劇場に足を運んで」と、大ヒットに期待。
いまや代表作となったのだめ役について上野は「私に
生きる力を与えてくれた役。私自身、のだめからパワーを
もらっている」と振り返り、「ドラマも楽しかったけど、映画は
ますます楽しくなってます。後編は(物語の)力も増して
いっていますので、期待して」とPR。
最後は「次は後編で会いましょう」と、笑顔で客席に手を
振った。