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NOMARKPORTALコンテンツを独立・ブログ化。
30代半ばが考える、これからのスタイル。

蝋入れ。
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これをソール側面に塗って
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熱したイチョウでしみこませていく。
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余分な蝋分はふき取って磨きを入れる。
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・・・



完成!!

ではない。


そしてラストを外す工程へ。

足掛け1年近くラスト入れっぱなし。
革の癖付けだけだったらどこのビスポークメイカーにだって負けません(笑)
(そんな長期間入れとく必要はありませんが)

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恐る恐るはずす。
タイトなので神経を使う。


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生みの苦しみ(?)

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完成です。


苦節1年4ヶ月。
ようやく完成した処女作です。
ラストを抜いたそれはブーツにしてはびっくりするぐらい軽く、
タイトフィットなので履くのが一苦労。

しかし。
・履いた時の「点ではなく、面で当たる」感覚。
・ボールジョイントの違和感皆無。
・踵からアキレス腱までの吸い付く感覚。
・さらに軽く感じる重量感。
・良質な革によるボールジョイントの皺が元に戻る感覚。
これがハンドソーンウエルテッドの心地よさか。
・・・・どれも既製では味わったことの無い、感動がこみ上げてくる。


その後はやりきった脱力感に襲われた。



なぜ、ビスポークが高いのかよーくわかった。
理解した、体で。



師匠もよくやりましたね、形になりましたね!と褒めてくれた。
素直にうれしかった。


「最初だからもっと簡単なものを」
「ワークショップでここまではやらないですよ」


やりたかった。
どうしても突き詰めないとだめなんである。
ビスポークはなんで30万なにがしを支払わないといけないのか。
革のよしあしとは何なのか。
ハンドソーンのよさとは。

靴の真価とは。



10数年前。ジーンズヲタだったオイラは、どうしてレプリカジーンズに2万なにがし支払わないといけないか知りたくてレプリカ顔負け(と思っている)ジーンズを作り上げた。


そして思った。

これだったら対価を支払うべきだ、と。


上っ面だけで御託を並べるようなジーンズ評論家にはなりたくなかった。
ジーンズを正しく評価できる術を身に着けたかった。


今、オイラは両方のある程度の「知識」を身につけ、
1年前とはまったく異なる視点での「評価」が出来るようになった。

それだけでもこの靴を作った甲斐があった。



ビスポークシューズはやはり30万何がしを支払うべきだと思った。
その人の技術・センス・将来性に対価を支払うのだと。
文字通り、Be SPOKEN製作者とのセッションの中で製作者のセンス・技術を見抜ける
(または良い意味でだまされ続ける)度量・器量が必要とも思った。



実はFBで先行して掲載したのだが、オイラの掲載した中で一番の「いいね」が付き、
FBで知っている取引さん、友人から
「すごいですね」「見てみたい」とか「履いてきてください」「いつ独立するの?」
なんて言葉を頂いた。




・・・・ごめんなさい、履けないです。

・・・・勿体無くて(笑



かくして1年4ヶ月かけて履ける「オブジェ」を作ってしまった。


次回作はもっと、もーーーーっと手を抜きます。(良い意味で)




実は2作目は動いているのである。

なのでこのシリーズはまだまだ続きます。

とりあえずここまで付き合った方々ご覧頂き、ありがとうございます。

2作目は期待しないでお付き合い頂けたらと思います。

続いてはヒールに縁どり(工程名忘れた)

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続いてはウィール。
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一発勝負。

・・・・オイラは負けました(涙)
すげー難しい。これをさらって出来る人素直に尊敬します。
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両足やります。
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かなりアンティークな雰囲気になってきました。

ヒール底にも色を入れます。
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ヒールとふまずの連続性を敢えて断つことによって
よりビスポークでたらしめることをアピール。
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底に額縁を入れます。
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こんな風情に。
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引き続き踵の鑢がけ
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荒削りしたらさらに目の細かい鑢でやする。
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水を含ませるとしろっぽい印象になるのだが
この白っぽさがまだらにならないうように。

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ピチッドヒールもかなり分かるようになりました。

そこからコバインクで色を入れます。
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インクを入れてすぐに拭く。
そしてごしごし。
 会社の後輩にプレゼントしたお手製パスケースの糸が解れてきたとのこと。

チェーンステッチっぽい仕上げにしていて糸を細くしたのが災いした。
とりあえず糸を太くしてチェーンステッチはやめにした。

糸をすべて切り、取り去る。
ゴムのりを再添付。

圧着。

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麻糸を蝋引き。
3~4回糸を行き来させる。
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うまに固定。
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縫い開始。
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縫い終了。
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縫い目をナグリで叩いて落ち着かせる。

とりあえず完了。



受け渡し何時にする?
 久々に普通の話。

YOMEYOMEのお友達のご両親の家でBBQという事で御呼ばれしました。
ポジション的にはアウェーw

普通だったら2区画分の坪数の1区画分、立派な庭になってました。

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バラの園。

バラって病気や虫に弱く、手間のかかる木です。
見ただけでスゲー時間かけているのが分かる。
それを色々な種類、いっぱい植えてある。一番の見ごろ。
花を愛でながらのBBQは何時もやっている仲間で馬鹿騒ぎBBQと違って風情あるものだった。

さてご主人は往年のオーディオマニア。
ずっと憧れだったJBLのパラゴンを数年前に手に入れたらしく色々聞かせてもらった。
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パワーアンプはマッキン、(以前は真空管を使っていたそう)
コントロールはPA、CDはDENONだった。チューナーもあり、それはアキュフューズだった。

ご主人はドラムを叩いていたらしく、ジャズを聞かせてくれるかと思ったら
往年のロックやポップを聞かせてもらった。

予想以上に女性ボーカルが良く、ノラジョーンズが素敵だった。
マイケルジャクソンもヴェンチャーズもビートルズもTAKE FIVEも。

中音の押し出しの強さは能率が良いスピーカーならではか。
アメリカンロックをアメリカっぽく鳴らしてくれた。

ヴェンチャーズライブCDのドラムスの汗が飛び散るのが見えるかのような音だった。
ふと一関のベイシーを思い出した。

音楽のみを楽しむ時間、贅沢である。

ちなみにウーファーはウレタンエッジの為、ナイキやNBのスニーカーの如く経年劣化で
ボロボロになるそうで、3~5年に一度はウレタンエッジの交換となるらしい。
車の車検と同じぐらいの修理費となるという(汗)

残念ながら息子さんはその価値や音に興味ないらしく、後継者問題が既に始まっているw


帰りはバラを頂いた。
家が少し明るくなった。

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お次はヒール底部を付け作業。
ゴム一体型もありますが、ビスポークなので別々のものをチョイス。
ゴムすら成型するという手の入れよう。
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まずは化粧釘から。

化粧釘にも色々あって

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こんなのの他に(スタックは革の固定に使います)真鍮製のものがあります。
化粧釘はあくまで化粧なので多く打てば打つほど滑りやすくなる?!

アンティークな雰囲気を目指しているので真鍮製のものをチョイス。

イニシャルを入れることに。
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師匠は簡単に打っていますが、これがまた非常に難しい。
ただ釘を打っているだけなんですが、木に釘を打つのと訳が違う。
まっすぐに打てない、正直。

中学で技術の評価4だったはず(5段階だよ、もち)
それでも慣れていないとだめなんです。

修理屋さんで釘うちできない所はつまりそういう所です。
またメーカー毎に釘の種類・配列も決まっているのでこれも出来ないところは・・・という事です。(なくてもいいんです、何せ化粧なんで)

半分くらい打って間・間に打っていって釘を増やしていく。
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それで頭をニッパーで切り落としていく。
(実は化粧釘って根元まで打っているとばかり思ってました。)
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ゴムの半月の部分はこのゴムの塊から切り出します。

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接着剤でくっつけてまわりをじょきじょき。

いよいよ仕上げかな?
今日はヒールをテーパードに。
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積み上げたヒールカウンターより2周りほど小さい型を作り、
カウンターに当ててなぞる。
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積み上げたヒールカウンターをグラインダーで削る。
カウンターの付け根のサイズは変えずに一番手前が型のサイズになるように。

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使用後←使用前。

カウンターだけ見ればアメリカ既製靴・イタリア既製靴からフランスやイギリスの
ビスポークっぽい見えかけになったでしょ?

勿論両足やります。

お次はヒール付けです。
まずは土台(通常ではハチマキ部分)です。
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銀ペンでしるしを入れたところまで平坦にするためグラインダーをかけます。
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その後接着剤を付けて重ねます。
それでも平坦ではないので重ねた革を上からさらにグラインダーをかけて平坦にする作業です。
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3枚続けたところでペイスを打ち込みます。
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踵になってきました。

次回仕上げ!・・・・なるか?!
ヒール付けです。

いよいよですね。
1年4ヶ月ようやくここまできました。

・・・の前に。
ヒールはビスポークっぽい雰囲気にしたいのでウエストからヒールにかけて抑揚を付けます。
ヒールを付ける部分を銀ペンで記しを付けておいて
ウエスト部の付け根を削ります。
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コバインクで色入れ。
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これを両足4箇所入れます。
角度や切れ込み具合は人の手でやっているのでかなりアバウトになってしまった。
(ここら辺が素人ですね。)


ある程度形になったらウエスト部分にカラ鏝をいれます。
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角ばったところを強調するためにされに特異な形の鏝で形を整えていきます。
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するとこんな見栄えになります。
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