少し緊張して電話
をかけた。
かけた先は もやし
を保護してくれた、
保護猫譲渡型施設である。
トライアル期間が無事に終了し、
もやし
を引き取りたいと申し上げると、
ホッとしたようなお声でお礼を言って下さった。
元の飼い主さんは高齢の方で、
しかも多頭飼育をされておられたようだが、
ご年齢と猫の行く末をお考えになって、
しばらく前からこの施設に、
順番に猫を託されておられるらしい。
もやし
もその1頭であって、
名前もついてはいなかったようだが、
決して飼育放棄をされていた訳ではなく、
この飼い主さんの所からきた猫は、
年齢に関わらず皆、
引き取り先が見つかると施設の方が仰っていた。
もやし
を見ていてもさもありなん、と思う。
きちんと去勢手術も施されているし、
怖がりなところはあるが穏やかで、
爪とぎなども決まった爪とぎ段ボールでしかせず、
きちんと躾も受けていたのが感じられる。
とは言え、
猫を引き取りたいと来られる大半の方は、
子猫ないしは1歳未満位の猫がご希望だそうで、
成猫を希望する人自体が少ないらしい。
なので子猫に拘らなかった我が家の場合、
施設の方から見ても好条件だったのかも知れない。
この施設とは引き取って終わりという訳ではなく、
今後も猫について相談に乗って下さるという。
スタッフの方は皆、猫に愛情を注がれている方ばかりなので、
猫飼育ビギナーの我が家には頼もしい師匠という訳だ。
そんなわけで、市役所に届出をするとかいう訳ではないが、
もやし
は無事に我が家に入籍・家族になった。
「もやし
はfreecafetime の家の子になったよ」
電話を切って話しかけると、
温かなホットカーペットの上で半分寝ながら、
サイレントニャーで答えてくれた次第である。
↑サイレントニャー、5秒前のもやし ![]()
