この時期になると、ついつい人様のTシャツの柄がきになってしまうのだ。
何故この人はこのTシャツを選んだのだろう?とか、決め手は何だったのか?と余計な事を考えてしまうのだった。
池袋で見かけたインド人ビジネスマンは、スーツでビシッと決めているにもかかわらず、ジャケットの下に、「アンチ巨人」と書かれたTシャツを着ていたし、皮膚科では、80歳位の双子のオジイさんが、「BOØWY LAST GIGS」と書かれた、フレンチスリーブTシャツを着て、並んで座っていた。
都営新宿線の中では、東南アジアの男性が、カタカナで「アゲイン ビー」とプリントされた、「agnes b(アニエス べー)」を読み違えた人が作ったであろう、偽物Tシャツを着ていた。
学生時代には、「POLO(ポロ)」ではなくて、「POLOTTO(ポロット)」の文字と、馬から人が落ちそうになっているマークの付いたTシャツを着ている男の子がいた。
↓アメリカで見かけた、気になるTシャツたち

(NYC総本部と書かれている。彼の活動内容が知りたい。)

(アニメ風のジャッキー・チェンらしいです。)

(同じデザインのキャップもありました。)
フリーバーズを始めてからは、プロレスのTシャツがどうも気になってしまい、テレビに古田新太さんや、草野仁さんが出ていると、「今日はどのレスラーのTシャツ?」なんて、ついチェックしてしまうのだった。

(WWEの会場で見かけたロックのTシャツを着たカワイイ女の子。)

(TNAの試合会場の売店にて、Tシャツやグッズを買い求めるファンたち。)
私の住む西日暮里でも、買い物帰りに歩いていると、前方から、自転車に乗った50代半ばの主婦が、「トミードリーマー」のTシャツを着て、颯爽と通り過ぎて行ったのを見たことがある。
また、近所のスーパーでは、「nWo」のTシャツを着て、野菜を選んでいる主婦を見かけて、気になって仕方がなかった。
久しぶりに実家に帰った時のこと。
夫が「お義母さん、これ、もし良かったら着てくださいよ。」と何やらTシャツらしきものを渡している様子だった。
全く気にもとめずにいたのだったが、我が家に戻って数日後、母から電話があった。
「貰ったTシャツ着て、出かけたら、若い男の子達からジロジロ見られたけど、あのTシャツ、何か特別なの?」と訊いてきた。
夫に、「ちょっと!!うちのお母さんに何のTシャツ渡したのよ!!」と訊いてみると、「ああ、ストーンコールドのWhat?Tシャツだよ。」と、シレッと答えた。
母にその事を伝えると、「その人有名?」と訊いてきた。
「超有名」と答えまると、「ふ~ん、そうなんだ~。」とまんざら嫌でもなさそう。ちょっぴり怖くなったので、「パジャマにしてもいいんだよ。」と言ってみたが、母の返事は「有名なら着て歩くよ。」だった。
西日暮里のお母さん方は何があって、「トミードリーマー」や「nWo」のTシャツを着ていたのだろうか?自身が熱狂的なファンなのだろうか?それとも、息子さんのお下がりだろうか?気になって、仕方が無いのである。
今年もまた暑い夏が始まる。

WWE特番アンフォーギヴンのTシャツを着て(2001年9月ピッツバーグ メロンアリーナの試合会場にて)

2007年6月TNAスラミバーサリーのファンフェストにて。TNAディキシー社長のお父さんと。
「そのTシャツ素敵だね。」と声をかけられ、しばらく話していたら、「私はディキシーのパパだよ。」と言われ、びっくり。
(Rika)