教会に入ると、私達は一斉に携帯の電源を
落とす作業から行った。

壁には、キリスト像と十字架、マリア像
でもなぜ?パーカッションとキーボードが
音あわせをしている。
へっ?コンサート・・・でっか?

私達が、チャペルに入ったのは式の始まる
10分前、その頃は人もまばらだったのだが
新郎がチャペルで花嫁を待つ頃には、
200人ほどの近所の人々がお祝いに
駆けつけていた。

皆、さっきまでTVを寝ころがってみてた
けど、時間になったのでやって来ましたって感じ。
Tシャツに短パン姿のお父っあんが
ニコニコしてたり、ゆるい部屋着を着たお母さん
が新婦のママと抱き合って喜びあっていたり・・・
このラフさが、私は、将来ここで客死するんだと
熱望する要因なんだよね~

さて、いよいよ花嫁が登場・・・
私ってば、すでにウルウルしてきてしまった・・・
パパもいつもよりもイイ男だよ~・・・
長女で経験しているだけあって、パパも笑顔で、
リラックスしてバージンロードをエスコート
無事に、新郎の元へ・・・

さてさて結婚式はすごかった、いわゆる
ゴスペルが入るのだ。

神父の言葉のあとに、ゴスペルが歌う、しかも
賛美歌ではない・・・ポップス調なのだ・・・
不謹慎かもしれないが、結婚式に参加するという
よりも、ミュージカルに参加している感覚にさえ
なった。

また、神父は丸々と太った人で、ともかくコメディアン
のように陽気に祝辞をのべる。
「嫌になったなら、別れてもいいです」という日本では
とんでもない言葉から始まったのにはぶっ飛んだ!!

「新婦を大切に思っている人は手を挙げて新郎のことは?」
と質問をあびせつつ・・・

「新郎の味方のほうがちょっと少ないかもしれない。
だから、あなたはよく考えて行動しなさいよ~
新婦は、味方の少ない新郎を見捨てる行動は
しないようにね~」
とまるでシンガポール新喜劇を見ている感じで、大笑い
してしまった・・・

最後には、真顔で「別れたくなったら、ともかく教会に
来なさい、二人の間に神がいれば、きっと二人は別れない
でしょう」
「神がいなくなった時に、二人の心は離れ離れになります」
とお話をしめくくってくれた。

あ~・・・あんたそんな気の利く言葉で締めくくってくれる
んなら安心したよ・・・
と、日本からの客人は胸をなでおろしたのでした。
(*^_^*)


今日も最後までお読み頂きありがとうございます。
応援ポチっとして頂けたら、karinカンゲキです!!


にほんブログ村 OL日記ブログ 独身OLへ
にほんブログ村

http://ping.blogmura.com/xmlrpc/ttpg9y7wi0y5