ジャイアンツV9最後の年にプロ野球を見始めた。

1973年10歳の時

今からちょうど50年前だよ。

オレ自身は今も昔と変わらない野球小僧

高校野球、プロ野球、MLB、自分の中では野球を見続けた50年の歴史がある。

ピッチャーが投げる第1球目から試合終了まで一瞬でも見逃さないと夢中で見たのはいつ以来だろうな。

たぶん40数年前、同じ県の高校が初めて夏の甲子園で優勝した時

1回戦から優勝まで興奮が止まらなかったのを思い出した。

それまでは甲子園で1回戦を勝つのがやっとで初戦で負けるのが当たり前

選手と同年代だったから余計に興奮と感動に包まれたのかも知れない。

でも当時は仕事も忙しかったのでテレビの前に噛り付きとはいかなかったよ。

だから今回が初めてかも知れない。

日本代表が戦ったWBC

最初の中国戦は凱旋した大谷翔平の姿を見たくて試合をテレビで観戦した。

見たことのない相手と戦う溌剌としたその勇姿に心が躍った。

次の韓国戦から昨日のアメリカ戦までテレビの前で微動だにせず全シーンを見届けちゃったよ。

日本ラウンドは夜7時から

決勝ラウンドは朝の8時から

夜は飲みにさえ行かなければ問題なかったけど、朝の8時からも全然予定がない日だったのでやはり問題はなかった。

いつもそんな状態であること、よっぽど暇であることを改めて認識したよ。

そして暇であることに心から感謝した。

オレは何て幸せなんだろうってね。

完全に野球少年に戻ったオレはずっと夢見心地だった。

予選ラウンドは重苦しい雰囲気も多少あったけど実力を発揮して快勝が続く。

運命の決勝ラウンド

メキシコ戦

ずっとリードを許す苦しい展開

最終回に苦しんでいた村上が放った会心の逆転サヨナラ打！

ひとりテレビ前で興奮絶叫していた。

感動の涙が自然と頬を伝う。

野球を見て涙を流したのはいつ以来だろう。

そして昨日の決勝

アメリカ戦

MLBフリークでもあるオレにとっては憧れのスーパースター軍団だよ。

そのスター達に真っ向勝負を挑む若い日本のピッチャー達

リードを保ったまま8回にダルビッシュが

そして最終回に大谷翔平がマウンドへ

野球の好きな人達なら1度は勝手に想像した夢のまた夢のシーン

夢じゃなくてそれが現実に・・

そして最後の打者が同僚のマイクトラウト

大谷の渾身のストレートにトラウトのバットが風を切る。

最後の一球はスライダーだった。

ずっと大谷を追いかけてきたけれど今まで見た中での最高のスライダー

そのシーンを感動と喜びを噛み締めて呆然と見ている自分がいた。

50年間今まで見てきたどのシーンより劇的だったように思う。

子供の頃から誰もが想像する最高の場面の最良の結末

でもそれは夢物語でフィクションだよ。

フィクションより凄い現実を目撃した衝撃！

そして感動！

言葉に出来ない・・

WBCの日本代表と大谷翔平を見続けたこの数日間

本当に夢心地だった。

野球を好きでいて良かったと思った。

日本代表の選手のみんな

そして大谷翔平

WBC優勝おめでとう！！

感動をありがとう！！

最後に三振した後のトラウトの姿も名場面としてオレは一生忘れないだろうな

今シーズン大谷とトラウトが力を合わせてエンゼルスをワールドチャンピオンにしてほしい。

次にオレが想像する最良のフィクションだ！