3月12日(土)朝~
朝がきて明るくなってからまず、ガス、水道、電気を確かめました。
ガス駄目、電気駄目。
水道は電気でタンクに汲み上げるタイプのようで、チョロチョロ出ましたが、いずれなくなるはず。
とにもかくにも寒いし、お腹は空いたし、
何でもいいから『熱いコーヒーが飲みたい』と思いました。
ポットとヤカンを持って私は祖父母の家に向かいました。
祖母は寝床にいましたが祖父はもう起きていて、テレビもつかないのでヒマそうにしていました。
『ガスも電気もないから、お湯沸かして貰って行ってもいいかな』
と聞くと、
好きなくらい持って行け
とのこと。水道やガスがウチの町営住宅とは別なので、普通に使えるそうです。
(ガスはプロパンだから解るけど、水道はどうなってるのか私もよく解りません。
貯水槽がどうとか言ってましたが……。
電気で汲み上げる井戸水は出ませんでした)
お湯をポットに入れ自宅へ。
『カップラーメン、どれにする?』
と父に聞くと、
『いいから、いいから』
などと面倒臭い遠慮をします。
昨日の昼以降、何も食べてないのに、お腹が減っていない訳がありません。(私は腹ペコでした)
(こういう遠慮、申し訳ないという気持ちは私も持ってるから凄く解るんだけど、実際やられると可愛くないよね+_+
相手の好意は、『ありがとう!』と受け取った方がお互いに気分がいい。
……と思う。まだ私には難しいけど)
適当に父が好きそうなのを選び出し、インスタントコーヒーと共に、父の目の前でお湯を注ぎました。
……父の嬉しそうな顔。
……やれやれ
お湯がなくなったのでまた祖父母の家に向かいました。
祖父はデカイやかんを火にかけててくれて、ついでに何十年前のか解らないようなおんぼろポットを出しててくれました。
(このポット、後に洗い物する時にかなり役立ちました)
『さすがじーちゃん、優しいよな~気がきく~』(どっかの父親とは大違いだ)
などとつぶやきつつ、楽しみにしている新聞もテレビもない祖父が気の毒で、
『じーちゃん、小さいラジオとかないの?つけてあげるよ』
と言うと、腰を曲げたまま、押し入れに向かいました。
すごく小さなラジカセがありました。
『これしかないな……。でも、電気がないから』
哀しそうにラジカセを見つめてますが、ちゃんと乾電池を入れる所があるんです。
開けてみせると、ビックリしていました。90歳近いので……
『乾電池、買いに行くからいいよ』
と言いますが、店などやってないこと、やってても売り切れている事、しばらくトラック等の流通がストップする事等を説明しても、理解してくれません。
(この辺、三日間説明しましたが全く解ってくれませんでした。ただ疲れた
実際に本人が買い物に行ってから、何十人何百人と並んでいるのを見て、たまげたようです)
乾電池は単2形だったので、半分くらい使ったやつならあるよ。
と先に家から持って来て、つけてあげました。
操作方法を説明し、『緊急地震速報』が流れたら、全ての火を消して、落ち着いて行動するように。
と言い残し、一つ増えたポットをぶら下げ、祖父の家を出ました。
{この後自宅で速攻入れてすぐ飲んだ、インスタントコーヒーの旨さは忘れられません。ちなみにブラック党です。(誰も聞いとらん)