さあ、これから事業拡大しよう!と思ったときみんなが悩むこと。

それはこのままフリーランスとして頑張るのか、あるいは法人化してさらに大きくしていくことを考えるのかという事だと思います。

これは事業を拡大するうえで皆さんが必ず通る道だと思います。

 

 

まぁ、一般的な考えとしてはフリーランスで頑張って「必要な時」がきたら法人化すというのが正解のようですね。

わたしも全く同感でそう思います。

 

ただし特別な理由があっていきなり法人化すべきという場合は別ですけどね。

 

フリーランスは手軽です。

・設立の費用が掛からない

・フリーランスはスタートが簡単

・社会保険の加入義務がない

などと、メリットいっぱいに思えます。

 

一方ネガティブな目で見ると

・信用がない

・利益が大きいと税金が高くなる

・社会保険に加入できない

などなど。。。

 

これまでも何度も説明して来たので皆さんは既にご存知ですよね?

 

一つの目安は、売り上げが1000万円を超えたら法人化するメリットは大きいでしょう。

 

法人化するまえに絶対に決めなければならないこと。

それは資本金です。

 

現在は制限がないのでいくらでも自由にすればいいのですが。

いったいいくらにすればいいんだろうか?って思いますよね。

制限がないのでもちろんですが1円でも法人設立は可能です。

ですがどうも現実的ではありませんね。

それでは資本金の決め方についての基本的な考え方を説明します。

 

そのむかし、株式会社1000万円、有限会社300万円という制限がありました。

ところが今は自由です。

1円でも100万円でも5000万円でもOKです。

 

で、ここで悩みます。

自由?「ではいったいいくらにすれば?」

っていうことになりますよね。

 

では軽く基準を設けてみましょう。

・運転資金から逆算してみる

・1000万以下に設定する

・取引関係先からどのようにみられるのかを考えてみる

・許認可関係の確認

 

この4つを基準にしてみれば比較的考えやすいのではないでしょうか?

 

すこしだけ説明してみますね。

資本金って実は運転資金なんです。よく、資本金は貯金としてプールしてて死守しなければならないものって思ってる人が多いのですが、それは間違いです。

運転資金がいくら必要なのか?そこから考えると資本金がいくらかってわりと簡単に導き出せますよね?

逆に言うと、資本金が運転資金ならば・・・資本金1円って、ちょっと考えにくい金額ですね。っていうかダメじゃないですか?

 

そこを意識して金額を決めてみましょう。

 

続いて、1000万以下に設定するについてですが、

ここは昔と感覚が違うので注意が必要です。

1000万円をボーダーラインにした理由はズバリ税金対策です。

消費税と地方税に響いてくるんです。

 

通常立ち上げから二期は消費税を納める必要はありませんが、資本金1000万以上の場合しょっぱなから払わなければなりません。これは義務です。フリーランスが法人化した1年目からいきなり消費税が発生するのはちょっと大変です。ここはどうしても避けたいところですね。

地方税も変わってきますのでお住まいの地方で要チェックです。

 

税金の面からみると、何らかの理由で資本金を1000万以上にしなければならない場合はできるだけ2年過ぎてからがいいですよ。

 

取引関係先からどのようにみられるのかを考えてみるかということも重要です。

資本金はその会社の規模や信用を反映するものです。

新しく取引しようとする会社の資本金が1円だとしたらどうでしょうか?

ちょっとこの会社大丈夫なんだろうかと疑心暗鬼になりませんか?

社外の人はあなたの会社を判断する時資本金を必ず見るという事を知っておくべきですね。

そうしてみると少なすぎる資本金は現実的でないばかりでなく、信用問題にもかかわる非常に重要な物ってことをわかっていただけたのではないでしょうか。

 

あと補足的ですが、事業によっては要件を満たしていないと許認可関係に影響するのでチェックが必要です。

 

以上のように考えてみるとそれぞれの事業によって違いはあるもののおおまかにだいたいどれくらいがいいってことは見えてくるんじゃないかと思います。

 

 

フリーランスが法人化するまえに絶対に考えなければならないこと!

いかがでしたか?

 

次回もこの話題を中心にお届けしようと思います。

 

今日もブログを読んで下さりありがとうございました。