ZEH（ゼッチ）とは？
「高断熱」「省エネ」「創エネ」の住まい
ZEH（ゼッチ）とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称です。
特徴は主に下記の3つ。
「高断熱」
「省エネ」
「創エネ」
簡単に言えば太陽光発電などで発電した電気を自宅で使うとともに、住まいの断熱性能を上げたり、電気器具を省エネタイプにして使う電気を減らした家をイメージして頂くとわかりやすいかと思います。
断熱性が上がれば冷房や暖房に必要な電気はその分減りますし、省エネ家電を使えばさらに電気使用は減ります。
太陽光発電を使う場合は季節や天候などにより発電する電気の量は変わりますが、年間トータルで「使う電気」より「発電する電気」が多いか、せめて同じくらいにする住宅をZEH（ゼッチ）と呼びます。
最初にZEH（ゼッチ）とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称です。と書きましたが頭に「ネット」と付くのがポイントで、発電する電気より使う電気の方が多い日があっても、「一年間で」作る電気の方が上回ればOK。となります。
当然光熱費は大幅に少なくて済みます。しかしメリットはそれだけではありません。
もう無視できない二酸化炭素の話
そしてもう一つ大切なポイントなのが「CO2」排出量を減らすことができることです。
世の中にZEHが増えれば社会全体での電気の需要が減ることになり、発電所での発電を減らすことができます。
発電には水力発電や風力発電などもありますが、やはり大きいのは火力発電。つまり石油を燃やして電気を作るわけで、石油を燃やせばCO2（二酸化炭素）が排出されます。
そして大気中の二酸化炭素が増えれば気温が上がります。
二酸化炭素は大気中の熱が地球から宇宙へ出て行くのを邪魔する性質があり、「温室効果ガス」ともよばれます。フロンガスやメタンガスも同様に「温室効果ガス」で、こちらも問題なのですが、特に排出量が多いのは二酸化炭素。
今年は台風の災害が例年以上に多くて本当に大変でしたが、これも気温が上がり、海水の温度も上がってきている影響が大いにあると言われています。
台風は南の海が蒸発する熱エネルギーで成長しますが、温暖化で海面温度が上がっているために台風の数が増え、また大型台風に成長してしまいやすい状況と言われています。
電気を使って生活が便利になるのは良いのですが、どんどん二酸化炭素を出し続ければさらに気温が上がり、さらに大きな台風が発生しやすくなり、毎年大型台風の災害に見舞われてしまうかもしれない状況にあります。
二酸化炭素の排出量はもう無視できない問題と言えるでしょう。
地球温暖化の影響は台風だけではないのですが、とにかくこれ以上空気中の二酸化炭素を増やさないようにしなければ本当に大変だ、という切実な問題があります。
今ですら、これだけの災害が発生しているのに、今後さらに激しい災害に見舞われるというようなことになると、その損害は莫大なものになることが予想されています。
ZEHはそのような背景もあって補助金が出るなどの優遇策が取られているのです。
そんなZEHの特徴を少し詳しく書くと以下のようになります。
高断熱
高い断熱性能で冷暖房コストを削減。家全体の断熱性能を高め、冷暖房に必要なエネルギーを減らします。
省エネ
家で使うエネルギーと太陽光発電等で創るエネルギーを「HEMS（ヘムス）」というシステムで監視。また、省エネ型電気器具を導入します。
創エネ
ZEHには太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーシステムを設置します。それぞれのお住まいに最適の太陽光発電システムの設置をすることが重要となります。
高齢者の方のヒートショック対策にもなります
「ZEH（ゼッチ）」は住まいの断熱性や効率の良い家なので夏の暑さや冬の寒さが軽減され、毎日の暮らしが快適で健康的になります。高齢者の方のヒートショック対策にもなります。いまお住まいの家をリフォームで「ZEH」にすることも可能です。ぜひご相談ください。
詳しくはこちら→これからの住まいZEH（ゼッチ）
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