時代遅れのデザインのジュエリーやもう使っていないジュエリーが家に眠っていたら金価格が高い今が買い取りのチャンスですわたしも、去年2回ほど不要なジュエリーを買い取ってもらいました。
金価格ってどれぐらい上がったと思いますか?過去のチャートを見てみると海外価格(青のチャート)の方はビットコイン?と思うような上昇の仕方ですね。なので、いらないジュエリー(金製品)があれば買い取ってもらうには今は良い時期です。日本円だと、最近は1g5000円くらいがかなりの高値といってよいでしょう。
バブル期のジュエリーが高く売れる
2月14日の NHK のあさイチでジュエリーの買い取りについて放送されていたのですが、何とバブル期のジュエリーが海外で非常に人気だそうです。ジュエリーを作る際の職人技が非常に高く評価されているとのこと。しかも、当時の2倍の価格で取引されている!となれば、日本だと恥ずかしくてつけれなくて家に眠っているバブル期のジュエリーを換金しないわけにはいきません。金価格の上昇も追い風です。
バブル期のジュエリーってこんな感じです(^▽^;)
買い取りの前にすること
まずはジュエリーを机の上に出して使っているものと使っていないものに分けます。
使っていないジュエリーが金製品かどうかを確かめます。
金が入っているかどうかを見分けるにはジュエリーにしてある刻印を確かめてください。
ネックレスであれば、チェーンをつなぐ金具に刻印されていることが多いです。指輪は指輪の裏側を見てください。
18金の製品にはK18という刻印がしてありますが、これは金が75%含まれているということです。ですので、買い取り価格は金価格の75%になります。14金や10金のジュエリーも買い取り価格はその分下がりますが買い取りしてもらうことができます。
もちろんプラチナ製品でもよいですが、最近は金貨価格がプラチナを超えてしまいました。プラチナの価格はかなり下落しています。なので売るなら金!です。
ぬかるなよ。いざ、買い取り業者へ
大きな石、例えばダイヤモンドであれば1カラット以上、ヒスイやエメラルドであれば2カラット以上のものは業者によって査定にかなりの違いが出てるそうです。あさイチでは3つの業者を回ったところ、ダイヤの指輪価格で約4万円の差が出ました。また、翡翠は5万円以上の価格差が出ました。
特に翡翠など色石(カラーストーン)についてよくわかる人が少ないとのことでした。ですから、よくわかる人の所へ行くことが大事になります。誰がよくわかっているのかがわからないので、せめて3社は回って見積もりをもらった方がいいとのこと。3店舗回ると、自分で相場観がわかるようになるとのことでした。
なぜこのように業者によって値段が違うかというと、店員さんが石の価値を正確に分かっているかどうかの違いもありますが、買い取った物をまた販売するためにどのようなルートを持っているかにも影響されます。地金だけを買い取りする業者さんだと金だけの価格でしか買い取ってもらえない可能性があります。
あと保証書はあった方が良いです。
注意点
・「今決めたら〇〇円にしますよ。」というところは避けたほうがよい。
・最近は訪問による買い取りで安く叩かれるということがあるようですが、秤を持っていない業者には注意。(最近は玄関先で買い取りを行う業者とのトラブルが多い。)
本日の新聞広告の例(2018年2月26日)にみる石の価値
今日、たまたま新聞広告が入っていたので、どれぐらいで買い取ってもらえるのか見てみました。
ダイヤの買い取り参考価格で「カラー:D」「カット:Ex」の品質のダイヤが例として載っていますが、カラーD というのはダイヤモンドでも最高級を表します。カットEXはExcellentを意味し、これも最高級の品質を表します。ですので、チラシの例は最高級の0.25カラット以上のダイヤモンドの買取価格になっています。
ダイヤの品質についてはWatanabeのHPを参考にしました。
https://dia-watanabe.co.jp/engagement_ring/diamond_grade/
私のジュエリー買い取りの履歴
私が持っていたジュエリーは石が入っていても非常に小粒なタイヤモンドだったり、1カラットもない色石だったりしたので石にほとんど価値はありません。しかも、母が昔ストレス解消のために買ったものなのでデザインもあまり良くなく、ましてやバブル期のものでもないのでジュエリーの価値としては金の部分だけです。
買い取りその1:玄関先での買取
私の実家は田舎にあるので何屋さんかわからない人に玄関先で買取してもらいました。はかりは持っていませんが、細目の金のネックレスであれば1点2万円で買い取ってもらいました。かなりアバウトな買い方でしたが、今から振り返ってみるとそんなに悪い値段ではなかったと思います。
このお兄さんは私と同じくらいの歳の方でしたが、その他ブランドバックを買い取りしているとのことでした。バーキンがいいねと言っていました。小さなダイヤでも価値があるのかと聞いてみましたが、もちろん価値はあると言われ、ピンクダイヤとかない?と聞かれました。ピンクダイヤとバーキンが人気なんだなということはわかりました。
買い取りその2:買取業者での買取
二番目は買取業者といわれるところに行きました。これは新宿駅の近くの雑居ビルに入っていた業者さんです。そこの業者さんはちゃんと計りも持っていってダイヤモンドも炭素計測器で本物かどうか確かめていました。わりと本格的にやっていたと思います。すごくダミ声のおじさんが出てくるかと思ったら30代のさわやかなお兄さん風の店員さんが接客してくれました。
母が買ったジュエリーに対してやはりデザイン的にあまり良くないと思ったのか、「これは、オーダーメイドですか。」と聞かれてしまいました。この日はネックレス4点、ピアス1点の合計5点買い取ってもらって12万円くらいでした。一番いい割合で買い取ってもらったのが自分で買ったピアスで定価の3分の1くらいの価格で買い取ってもらえました(1500円で買い取り、18金、石はパーズです。理由は両方そろっているからというわけでした。)。
店員さんに色石の価値について聞いてみましたが、ルビー、サファイヤ、エメラルドは価値があるけれどもその他であれば2カラットぐらいないと価値がないと言っていました。また、ほとんどのジュエリーは、定価の20分の1になることが多いと言っていました。よくても10分の1だと言っていました。
私は買い取りの前に18金のネックレスの重さを自分で量りで測り、金価格を計算してからこの業者さんの元に行きました。業者さんに言われた額が自分の計算額とぴったり合っていたので、この業者さんは金価格については、妥当な買い取り価格で買い取ってくれたことがわかりました。
あとは、自分が持ってるピンクサファイヤの指輪について「売らないけど幾らで買い取ってもらえますか」と聞いたらあっさり1万5千円と言われました。1万5千円では手放しませんよ。というかこれはずっと使います。
宝石を売る側のお店の人にはきれいな指輪ですねと言われますが、買い取り側のお兄さんには色がちょっと薄いですねと言われました。そして石も2カラットなんかありませんから。
ほとんどの宝石の価値ってこんなもんだと思います。(彫金を習ったことのある方だったら、石の原価がわかると思います。)
宝石の買い取りを経験していると、宝石を売る側の営業トークもわかってくるのでいいですよ。
買取その3:由緒ある貴金属店
3番目は、銀座にある田中貴金属です。ここでは金のみの買取になります。すごく面白かったのが、店員さんがジュエリーから石を全部外して金の重さだけを計って計算したことです。それでも、私が持ってるレベルのジュエリーであれば、田中貴金属で買い取ってもらった方が一番よかったのではないかと思いました。ここはしっかりした企業さんですし、非常に安心感があります。ピアスを4点買い取ってもらいましたが全部で16000円ぐらいになりました。今度も田中貴金属にすると思います。50代ぐらいの店員さんが接客してくれましたがある俳優さんに似ていてハンサムでした。金属から石を外す手間があるので、全部で30分くらいかかりました。持ち込み点数に制限がありますので、田中貴金属を利用するときはホームページをチェックしてみてくださいね。
ちなみに外された石(ダイヤモンドも含めて)全部返してもらえますよ。
大きな宝石を持っている方は田中貴金属よりは買取業者さんを何軒か回ってくださいね。石の価値をちゃんと査定してもらえると思います。田中貴金属はあくまで金の買い取りをしてくれるだけです。
セレブの宝石も
一般の人が買うようなジュエリーには資産価値がほとんどありません。買い取り業者のお兄さんが言っていたように、ジュエリーは買った瞬間に価値が10分の1~20分の1に下がります。
それでも、バブル期のジュエリーが人気だということでそうしたデザインのものは業者さんに高値で買い取ってもらうのがいいと思いますし、そうでないジュエリーであれば金価格が高い今売るのがいいと思います。
私はもともとジュエリーが好きですが、趣味で少し彫金をしていたこともあって元の石の価格もだいたいわかりますし、それを知っている上でたまのたまにジュエリーを買うことはあります(母の浪費で買ったジュエリーがあるのでほとんど買いませんが)。
気に入ったジュエリーは見ていてとてもハッピーにりますし、ヘビー使いするのであれば買ってもいいと思います。自分がかわいく見えるのはいいですし、ウキウキして楽しいですよね。
もったいないなと思うのはうちの母の例なのですが(;^_^A、やみくもに買ってしまって引き出しにずっとしまい込んでいるという例です。これについては、株をやっていた方がよっぽどいと思います。株価がいきなり10分の1や20分の1になるということはないと思います(倒産してゼロになることはありますが、立て続けには起こらないでしょう。)ビットコインでもせいぜい半額になったのが今までの下落の中で一番大きな下落です。
でもジュエリーは、特に普段使いのものは買った瞬間に10分の1~20分の1の価値になります。ほとんどは金の部分の価値しかありません。(ブランド品は金が一般のジュエリーより使われていないのにもかかわらず買うときの値段が2倍以上高いことが多々あります。でも売るときにはほとんどのものはあまり価値がないのではないかと思っています。ものによっては需供の関係で高く売れるかもしれません。)なので、ジュエリーを買うのであれば、本当に自分が気に入ってずっと使うようなジュエリーを買うのがよいかと思います。
最後に、ウッディ・アレン監督の「ブルージャスミン」という映画を見たことはありますか?大物女優のケイト・ブランシェットの演技が本当に素晴らしいのですが、内容はマンハッタンのセレブ中のセレブが没落していく様子を描いたドラマなんですヽ(;´Д`)ノ。
その中でジャスミンが「宝石って買うときは高いのに二束三文でしか売れないのよ。」とぼやいていたシーンがありました。そんなセレブの人が買うジュエリーでもそうなんだなと思いました。この映画、最後はかなり救いがない映画なのですが、個人的にはすごく面白かったです。ケイトの演技が圧巻です興味のある方は暇な時に見てみてくださいね。