今日は両親が遊びに来ているので、
一緒にホテルに泊まっていますが



着いて早々、モメます




ペットボトルの水をコップに移して飲みたい父、
洗い物が増えるから直接飲めばいいと
横から口出す母



こんなどうでもいいことでよくモメます



というより、
高校生の男の子がいちいちお母さんに口出しされて、
うるさいなーーという雰囲気



マイペースな父、せっかちな母
口数が少ない父、父の分まで喋る母
内向的な父、社交的な母




今年で結婚40周年の両親
こんなに正反対なのによく続くなーと不思議です




でも続く秘訣がなんとなくわかりました




それはお互いの趣味や好きなことをする時間を理解していること




父は70歳を過ぎて、大好きだったスキーの本を自費出版しました




3年の歳月をかけて
近くの図書館に足繁く通い、それでも足りず
国会図書館にも行き
調べまくって書きまくって
出版に漕ぎ着けました




売れるか分からない本をそんな歳月とお金をかけて
出版するなんて無駄だと反対する奥さんもいるでしょう




しかし母は違いました





「今までお父さんは
ギャンブルもしないし飲み歩いたりしなかったし
これくらいいいんじゃないかな」
と許可しました



というより反対しても無駄だろう
やらせておこうという気持ちもあったと思いますが




逆に父も
母の趣味を理解しています




夫婦といっても他人ですから
理解できないことだらけ
合わないことだらけでしょう




でも、お互いを認めている部分があれば
なんだかんだうまくいくのかもしれない
と思う今日この頃




あともう一つの長続きのコツ


母の自尊心の高さです
母は私が知る中で最も高い自尊心を持っています
ただの図々しいオバちゃんなだけかもしれませんが…




母は自分の手料理が美味しいから
父はいつも帰ってくるという確固たる自信があるようです




でも母の料理はたまに失敗します
父に料理の苦情を言われても
適当に聞き流しています





相手からどう思われても
何言われても
ハイハイって感じで受け止めてます
なぜなら自分に自信があるから




そんなこんなで結婚40周年です

父がサプライズで
母の誕生日に
昔、新婚旅行に行ったところに
もう一度夫婦で旅行するという企画を
プレゼントしました




嬉しそうに自慢気に子供たちに話す母
なんだか少女のようでした






私達はつい
絶対にうまくいく結婚をしようとするけれど
誰と結婚しても
うまくいく保証はない
でも
山あり谷ありで二人で乗り越えていくうちに
うまくいった結婚になるのかもしれない
ウン十年後にこの人でよかったかな と思えれば
幸せなのかな
両親を見ているとそう感じます





結婚とは
想像するよりずっとずっと
実際してみないとわからないもの