HELLSING X 発売記念上映会

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とうとうこの日がやってきました。
HELLSING OVAの最終巻、10巻の発売です。
主役の中田譲治さんの発案で、プロデューサーさんや原作の編集長さんなどがあれよあれよという間に上映イベントが決定。
張り切って応募したけど見事に落選!orz でもお友達が当選し、一緒に行こうと言って下さったのでした。あなたは女神様ですか。
思えば5巻発売時に渋谷でオールナイト上映会をやった時も参加したんですが、彼女はその時はまだHELLSINGにははまっていなかったんですよね…ええ、私が布教しました(笑)

公表されていたゲストは主人公アーカード役の中田譲治さん、アワーズの筆谷編集長、ジェネオン上田プロデューサー、そして原作者の平野耕太先生。まあヒラコー先生は正直あんまり期待してなかったんだけど(笑)、予想通り原稿の締め切りが終わったばっかりで来れなかったらしいです。でも全部終わった頃に来てたけど…。照れくさかったりもしたのかしら(妄想です)。
※劇場の隅に立ってずっと見ていた、そうです(ご本人のツイッターより)。こういうちょっとおくゆかしい?ところいいなあと思うw


会場では譲治さんの生ナレが二度ほど流れ、HELLSINGの台詞をアレンジしつつ伯爵風に喋ってくれました。ああいい声…。
そして何の前振りもなく真っ暗になり、スクリーンには「第二次ゼーレヴェ作戦 発声練習」の文字が。????と思っていたら、少佐の「演説」シーンが始まりましたよ!
え、何この発声練習って「クリーク!クリーク!」とか言わなきゃいけないの、とノリきれない私含めたお客さんたちwww
まあ結局この企画は滑った感じだったんですが、演説が終わってスポットライトが入り口付近を照らすんですよ。そこにマイク持った人が…え、飛田さん!?飛田さんだよね!?
少佐がサプライズゲストで来てくださいました!わあああああああ!
一気にあったまる会場。
上田Pと飛田さんが話していると、赤いサンタ帽をかぶった赤いマント姿の…中田譲治さん!ちょ、マジコスじゃないですかあああああ!ウィッグつけてばっちりメイクして、ジャッカル持ってる!
このサービス精神の旺盛さはほんとすごいよね…。Fate/Zeroでもコスしてたし…。あ、飛田さんはハンチングと黒の革ジャン(?)で普通の格好でした。

ここで覚えているトークの内容。
・飛田さんがゲストで出ることを言いたくて言いたくて仕方なかった(by譲治さん)
・少佐はオーディションで、いきなり「演説(HELLSING 少佐 演説でぐぐると出てきます)」を読まされて、なんか訳分からない役で怖かった、スターウォーズの暗黒面みたいな感じがして、引き込まれたらと怖かった。受からなければいいなと思った役は初めて。
・飛田さんはほんとにブレない。今回の最終話のアフレコはほぼ一発OKでテストが本番だった
・上映会やりたいというようなアニメはあんまりないんだけど、新選組のやつとか…(ああ薄桜鬼wあれも吸血鬼だ)山南さん!とか


飛田さんはもうひとつのスクリーンに移動され、中田さんと上田Pが舞台に残ってトークの続き。
譲治さんがプレゼントを持ってきてくださって、限定1名に「中田譲治ボイス入り目覚まし時計」をプレゼント!じゃんけん大会!
まあ二回目で負けましたけど、勝ち残った男性がすごく嬉しそうでてんぱってて微笑ましかった(^^)。「起きろ 起きろ 面白いから早く起きろ」といういい声で毎朝目覚めるんですね、いいですね…!


・折ちゃん(セラス役の折笠富美子さん)にも声かけたんだけど、彼女今日ライブで来れなくて、皆さんによろしくとのことでした。
・もっと早く台本くれないと困る、と怒られた(上田P)それから台本渡すの早くなったんだけど、せっかく役を作りこんでもらっても台詞一言だけだったり、二巻くらい出番なかったり、主人公なのに
・原作読んだり、一週間前くらいからこの辺に(右肩あたり?)アーカードのことを意識しながら準備してる
・ほんとに平野先生は天才だと思う。特殊な人だけど、あの台詞とかほんとにすごい。どうやったら出てくるんだろうと思う。
譲治さんヒラコー先生をすっごい褒めてた。


そして上映開始。譲治さんは私たちのいる方のスクリーンで一緒に初鑑賞(まだ見てないんだって)。


豊洲ユナイテッドシネマの一番大きなスクリーンで見たHELLSING Xは…そうだな、原作を感情込めるとこのくらいのボリュームになるんだなという印象でした。漫画で読んでると一気に読んでしまうネームを、丹念に大事に見せてくれた。そこにはかなり思い入れを感じました。若干冗長な気もしたけれど…。ていうか少佐の長台詞すごかった。飛田さんは思いの丈を込めて最後まで演じきってくださった。
大尉はやはり最後まで誰も声を当てず(まあ台詞ないから当然なんだけど)、犬っていうか狼の吠える声が大尉の声でした。
ハインケルの斎賀さん、少年ウォルターの朴さん、インテグラ榊原さん、セラス折笠さん。ものすごく骨太なお芝居を女性四人がされていて、厚みがあったと思う。白石さんまさかの「にゃーお」一言で終了。もったいねー(笑)
そうだベルナドットさん久々登場で平田さん。数年前はあんまり意識したことなかったんだけど、最近あちこちで聞く声になったので、某おじさんの声に聞こえてちょっぴり違和感w
ウォルターが死ぬ場面、最後の「おさらばです、お嬢様」を清川さんが言ってくださってすごく嬉しかった…!
私ウォルターは清川さんの枯れた執事さんが大好きだったので嬉しくて嬉しくて。

あ、なんか声優さんについてばっか語ってるなw

おお、こういう風に見せるのか、と思う演出もあって、ちゃんとDVDでもう一回見たいです。大尉が死ぬとことかね。あとアーカードが消えちゃうとことか。やっぱり動画だから得られる新たな感動がありました。
絵は綺麗だった。大きなスクリーンでも違和感なく、迫力あったね。
劇場で見られて良かった。貴重な体験でした。

エンドクレジットの演出でなんかうるうる来ていたところに、Special Thanksで「7年間つきあってくれた皆さん」って出て涙が出ちゃったよ…!上田Pがアドリブで入れてくれたそうなんですが、いやこちらこそありがとうございました!つきあって見てきて良かったです。

そんで終わった後に譲治さんと上田Pはまた舞台に上がられたんだけど、譲治さんも「7年間つきあってくれた皆さん」で感極まったみたいで、涙を拭っておられました。さらにもらい泣き!ううう。


譲治さんがもう一つのスクリーンに移動され、「地味なメンバーで申し訳ないんですけど」とw 脚本の倉田さん、作画監督中森さん(!)、アワーズ筆谷編集長が登壇。
ここからスタッフサイドの裏話を長めに…。もう一つのスクリーンではどんな話をしてたのか気になるう!

・脚本書いたの二年前だからもうなんか他人事みたいで、完成して良かったな、って一人のファンとしてみてました(倉田さん)
・大変でした。スタジオ移転するのはほんとにやめて!(中森さん)→HELLSINGはテレビシリーズから数えても製作会社が何社も変わってて、作監の中森さんがものすごく大変らしい。引継ぎとか会社間ではしないから、スタジオが変わるたびに中森さんが一から教えるんだって…

他にも音響効果、監督、エフェクト、デザイナーの方が登壇されたんだけど、みんな「大変でした。大変すぎてあんまり覚えてない」ってw
関わられたスタッフの皆様、本当にお疲れ様です!


まだ時間ある、ってことでヒラコー先生の話も。
・今日の13時過ぎまで描いてた。そのまま大日本印刷に持ち込んだ。28日発売だけど多分明日早売り出るから(大日本印刷すげえ!の流れ)
・17時くらいに電話して、繋がったけどその後音信不通。
・外伝はあと60Pくらい描けば終わるって言ってる。4年前にもそれ聴いた。
・外伝はアニメになるんですかね?(倉田さん)→いややってもいいけど、俺話知ってるけどあれアニメにしてみんな面白いのかな?(上田P)
・ドリフターズは今月号に載ったのでコミックス分たまる。このあと加筆修正があるから…(3巻発売は)いつとはいえない。
・ほんと妥協しない人。こんなに集中できる人がいるんだと思う。
・昭和な感じで、作家の後ろに編集が何十時間も張り付いて待つんですよ。この三連休、ずっと平野君ちにいましたし。寝てない。
・プリキュアの感想ツイッターに書いてるじゃないですか、あれすごいよね。あんな短い文字数の中にいろんなものを盛り込んでる。
・プリキュア見てる時は起きてるって分かってるから電話するんだけど出ない。
・プリキュア見てる時は唯一の楽しみの時間だから、あんまり邪魔したら可哀想かなと思う
などなど…愛されてるなあ、ヒラコー。


そして…最後に、OVAの特典映像をごらんください、と言われてですね。
始まったのが「ドリフターズ」でした。

え!?え!?驚愕!「動いてる!」って叫んじゃった(汗)
え、これどういうこと!?と脳内忙しいのに映像が結構な情報量でばんばん進むんですよ!私まだコミックスしか読んでないから知らないキャラもいっぱいいるよー!
うわー島津豊久が動いてる跳ねてる斬ってる!
ドリフターズのPV、ということしか分からず、テロップもなく、最後に島津が「首おいてけ!」と叫ぶのみ。だ、誰だ声!(ちょっとぐぐったらゆうきゃん説多し)
おおおおおものすごく興奮したんですがーーーー!
映像のテイストはHELLSINGと同様で、もしやこれ同じスタッフで作るの?上田さんプロデュース!?と手に汗握りました。
「今は、これに関しては何も言うことはありません。言えるときがきたら言います」
とのことなので、告知を待ちましょう。
慣れてますよ待つのは…。永野信者は7年待ったからな!(そしてGTM5回見た。6回目のチャンスを伺っている)


実はサプライズはまだ終わらない。
お見送りイベント&全員にプレゼント付き!
飛田さんと譲治さんが劇場の外で、お見送りしてくださったのです。
劇場の使用時間が押してるので、握手なしのはずが、多分握手してくださってるんでしょう、なかなか列が進みません。上田さんも腹を据えたのか「せっかくだから握手してってください」と言ってくださいましたわーい!
飛田さん…やわらかいあったかい握手でした。ふんわり。
譲治さん…優しい笑顔。感無量。ありがとうございましたありがとうございました!!!

全員に配られたのは、中森さんの原画集(上田P曰く薄い本)、HELLSINGで使用された原画。生原画ですよ。すごいものをいただいてしまった。
私は若ウォルター。友人はなんと少佐の目のアップです!ほんと引きが強いわ~(笑)。インパクト大で、他のお客さんにも大人気でした。


貴重な機会に参加できて、幸せです。ありがとうございました。
なんかもう、いろんな人にありがとう!と言いたい聖夜でした。