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こんにちはサイト運営者の健です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間は恐怖を感じると固まり逃走し戦闘する

 

ということについて、話していきます。

 

 

 

現在、地球上に存在する動物は、

 

外敵に何度も襲われる歴史を乗り越えて、

 

進化してきています。

 

 

そして、我々も、
 
様々な外敵に襲われる歴史を
 
繰り返し経験した上で、
 
今日の姿になっています。

 

 

また、人間の脳は、

 

大きく分けると三層に分かれておりまして、

 

脳の一番内側は、爬虫類的脳(脳幹)、
 
脳の中層には、哺乳類的脳(大脳辺縁系)、
 
脳の最も外側は、人間的脳(大脳新皮質)
 
があります。

 

 

したがって、人間の脳にも、
 
爬虫類や哺乳類と同じような機能があり、

 

危険や脅威に遭遇した場合は、

 

爬虫類や哺乳類と同じような行動を

 

取ります。

 

 

では、爬虫類や哺乳類と

 

同じような行動とは、何かと言いますと、

 

(1)固まる、(2)逃げる、(3)戦うの3つです。

 

 

人間も、恐怖や脅威を感じた時には、

 

頭で考えるのではなく、

 

大脳辺縁系や脳幹から本能による指令が下り、

 

爬虫類や哺乳類たちと同じように、

 

(1)固まる、(2)逃げる、(3)戦う
 
という行動を示すのです。

 

 

たとえば、ハムスターを脅かして、
 
びっくりさせると、
 
石のように固まって、動かなくなります。
 
死んだふりをしているとも言います。

 

 

なぜ、このように固まるのかと言いますと、

 

ハムスターなどの小動物を狙ってくるのは、
 
大きな鳥やヘビ、猫類ですが、

 

彼らは、動くものを標的とするからです。

 

 

長いハムスター進化の歴史の中で、

 

彼らを捕食する外敵たちが、
 
動くものを標的とすることを知っており、

 

それに対抗するために、

 

死んだふりをするテクニックを

 

身に付けたのです。

 

 

そして、死んだふりをするテクニックを
 
身に付けたハムスターだけが、

 

生物進化の中で、生き延びることができたので、

 

今日のハムスターも、その遺伝子を引き継いで、

 

びっくりして恐怖や脅威を感じると、

 

固まって動かなくなるのです。

 

 

また、固まっても脅威から

 

逃れられないことに気づくと、

 

今度は、逃走のプログラムがはたらきます。

 

とにかく、一目散に逃げるのです。

 

 

そして、逃げることもできないことが分かれば、

 

最終的に、一か八かで戦って、
 
相手を攻撃するという手段に出るように
 
遺伝子にプログラミングされているのです。

 

 

「窮鼠、猫を噛む」という諺がありますが、

 

まさに、3つの危険回避プログラムのうち、

 

最終手段が発動した際の状況を

 

表現した諺です。

 

 

このように、ハムスターには、

 

危険に遭遇したら、

 

(1)固まる、(2)逃げる、(3)戦うの

 

3つのプログラムが発動するのですが、

 

実は、人間にも、この3つのプログラムが
 
セットされているのです。

 

 

人間の脳は、3つに分かれていますが、

 

その中で、大脳辺縁系には、

 

これまでの進化で培った
 
危険回避プログラムが組み込まれており、

 

そのプログラムが、まさに、

 

(1)固まる、(2)逃げる、(3)戦うなのです。

 

 

したがいまして、人間も、
 
恐怖や脅威を感じますと、
 
無意識のうちに、
 
(1)固まる、(2)逃げる、(3)戦うという
 
行動を取ろうとします。

 

 

これは、本能からの指令ですので、

 

意識的に考えて止めることは
 
できません。

 

 

そのため、人間のしぐさが、
 
急に固まった時は、

 

何かの脅威を感じたと

 

考えていただくとよいのです。

 

 

また、人間のしぐさが、
 
逃げようとし始めるものであれば、

 

その場にいることに、

 

恐怖や脅威を感じていると

 

判断することができるのです。

 

 

 

 

 

 

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