いつもお読みいただきありがとうございます。
心理カウンセラー健(認定心理士)です。
どうぞよろしくお願いいたします。
「なぜ自分は依存してくる人から逃れることができないのだろうか」
実は依存されやすい原因は、自分の側にも依存心が強くあるからなんです。
依存心があるからこそ、相手の依存も受け入れてしまいがちになります。
そして無意識下では「自分も誰かに依存したい」という気持ちを持っていると考えられるわけです。
こうした依存心が強い者同士が、お互いに依存し合う関係性は「共依存」と呼ばれています。
「いままで自分は人を頼らずに、一人で頑張ってきた!
だから自分には、依存心などないはずだ!」
そう感じる人も少なくないと思います。
ただ、そうした人は誰かに物理的に甘えたり、頼ったりは確かにしていないかもしれませんが、
- 誰かの役に立って感謝されたい
- 努力した分、自分のことを認めて褒めてもらいたい
- 自分の辛さや苦しさを理解してほしい
このように自分でもそれを依存と意識せずに、他者に「〇〇してほしい!」と心の中で要求をしてしまっている場合があるんです。
自分勝手な人や図々しい人に好かれてしまう原因は、何なのでしょうか。
その原因は、依存されやすい人の特徴から見えてきます。
相手の頼みごとや好意を断ることに罪悪感を持ちやすい
- 「小さな頼みごとでも断れない」
- 「異性からの好意を無下にできない」
依存されやすい人は、他人に嫌われることを極端に恐れる傾向があります。
それは相手の意に沿わない態度をとることを、
「相手を否定して不機嫌にすること」
だと思っているからです。
その理由は、幼い頃から親の頼みごとや善意を断ると、怒られたり責められたりして罪悪感を抱かされてきたはずだからです。
「あなたのためにやろうとしているのに、なぜ言うことを聞かないのか!」
このように幼少期からずっと責められ続ければ、
「親や他者の気持ちを満たさずに、自分の意志や気持ちを優先することは良くないことだ」
と思い込みやすくなります。
この心理が、他人の頼みごとや善意を断ることに罪悪感を持ちやすい原因になっているんです。
相手の気持ちに共感しすぎてしまうから
「自分は嫌でも、相手が話を聞いて欲しがっていたら、無理をしてでも相手に付き合ってしまう」
依存されやすい人が相手の都合や気持ちに共感しすぎてしまう理由は、
自分の気持ちと相手の気持ちをはっきりと区別できなくなっている可能性があるからです。
あなたの心が少しでも軽く、心穏やかになります。
アメノミナカヌシさまお助け頂きありがとうございます。