キャリアデザインのセミナーやワークショップでお決まりだったのは
「長期のビジョンを描く」
でしたが、世界情勢や市場経済、災害、パンデミックやらで数年先どうなっているかわからない今、10年程度の長期ビジョンを描きそこにつながる目標・行動計画をつくっても思い通りにはなかなかいきません。
コロナでリモート勤務が当たり前になったように、環境変化で働き方が変わったり、新しい技術を導入・運用していくようになっています。
また、また毎年大きな災害に見舞われ、いつ自分が被災するかわかりません。
思っている以上に状況変化が頻繁に起こり、現状が維持されることを前提として計画してもそのとおりに進めにくくなります。
ではどうすれば?
変化を受入れ、軌道修正をすること、シナリオを複数持っておくことが大切なのではないでしょうか。
変化、シナリオに応じて、必要な知識やスキルを身につけて、自分をちょっとずつアップデートしていけば、気づいたら
「これならなんとかやっていけそうだ。」
「苦境もあったけどなんとかやって来られたな。」
と思えるかもしれません。
その時その時にやれることをやったら、自分の立ち位置に納得できるでしょう。
さて、ワークショップを提供する側のキャリアコンサルタントやキャリア開発に関わる人たちは、ワークショップの終わりに長期キャリアビジョン、目標、行動計画を立てるコンテンツを長年続けて安心していたら、もう見直しをしたほうがよいですね。
キャリアコンサルタントも進化していきましょう!