ビュフェ展を観に行って、
気になる存在となったアナベル。






この本を読んで、
アナベルのことが少しわかりました。



30歳でベルナールと結婚。
3人の子供を持ち、田舎の家で住みながら、
時にパリに行き、シャンソンを歌う。


平和で穏やかな愛情に満ちた
マダム・ビュッフェ。

自由と自立を求めるアナベル。

二つの生活を送る日常が
綴られています。



いつの時代も、
どこの国でも、
女性は同じような想いを抱くのかな。




意外だったのは、
老いに対する恐怖を語っていたこと。




この部分。
まさに、私はこれから、
「一番恐ろしい時代」に突入しますが…
ほんのり、共感します。
「はっきり言って、今の私は美しい」は、
全然違いますが口笛





8歳で母親を自死で亡くしたアナベル。
その後、父親も自殺します。

子供にとって、
唯一の存在である母親を失う…




自分ひとりでは、
どうすることもできないこの悲しみを、
ベルナールと家族を持つことで、
癒やしていったのかもしれません。




ベルナールも、
17歳で母親を病気で失います。



「子供」としての自分が、
得ることができなかった家族の形を
アナベルとベルナールが
築いていけたのなら…
















ベルナールは、
1999年に71歳で、
自ら命を絶ちました。

パーキンソン病が悪化し、
絵筆が持てなくなり
死を選びました。





両親と夫を
同じ形で失ったアナベルの悲しみ。


























アナベルの人生を辿った後、
もう一度ビュフェの絵を
観に行きました。




最後は悲しい終わりを迎えたけれど、
確かに愛されていた
アナベルが、いました。




………………













ビュフェ展タイアップドリンク。

ブラックベルベット
(黒ビールとシャンパン)に
シナモンシロップ。

Kさん。ありがとう。
すごい好きな味です。






自粛で人の少ないカフェには、
こんなお客様が…










何を話しているのでしょう?爆笑









アナベルとベルナールの生き方に、
惹きつけられた、この数週間。

なんか、
いろんなことを思い出して
考えてました。


子供時代から、
妻になり、
母になり、
おのずといろんな顔を持つ、
50歳の私。


他者がいてこそ成り立つ自我。



変化していく自分を
楽しもうってね。








フレディを好きなのも、
そこ!


いろんな顔を持ってる人は
おもしろいのです。