充実 | 時をかける少女のように

時をかける少女のように

なんとなく生きることも良しとします。

とりあえず一週間続いた。
また一週間続ける。

 

 

わたしは今、概ね満たされた生活をしていると思う。

仕事も休職中なので、自分の好きなことに、好きなだけ取り組むことが出来ている。

あなたの現在はどうだろう?

今の生活は満たされている?

もう十分! これ以上ないくらいに! という人もいれば、もしかしたら、今は満たされていないって人もいるかもしれない。

 

もし満たされていない場合、あなたがこれまでの人生で充実していた瞬間って、どんなときかな?

わたしも、少しそのことについて考えてみようと思う。

 

 

わたしが最高に充実していたな、と思い出せることは、

①好きな物語に没頭していたとき。

②自分の好きな人、憧れの人の性格になりきって、誰か(ネットの顔も知らない人からよく顔を合わせる知人まで)と連絡をとったとき。

③カラオケで、一人で何時間も歌ったとき。

④妄想を広げて物語を書いたり、その書いたものをあとになって読み返すとき。

⑤書いた物語が誰かに良い評価をしてもらえたとき。

 

うーん。

結構、内に篭った充実だ。

というか、こうして挙げてみると分かるのは、現実世界とは少し離れたというか、あまりにも生々しい現実に触れているときには充実を感じづらいっていう共通点があることだろうか。

あなたもこうして挙げてみると、もしかしたらそこには共通点があるかもしれない。

やっぱり人間、好き嫌いがあるから、今って最高! という瞬間はその人の好みがよく現れるものなんじゃないかと思う。

 

だいたい、こういう自己分析は大学生のとき就活でするものだと、ネットの情報に書いてあった。

でも、わたしは就活をしたことがない。(教員採用試験を受けるだけだったため。)

だから、自分というものがよく分析できないままに仕事が始まった。

そんなだから、仕事をしている際にも、自分に一番合った仕事の仕方というのが理解できず、試行錯誤を繰り返した。

 

一年目は、本当に地獄だった。

これまで生きてきた人生で今が一番しんどいのではないか、と思った。

自分の軸と、周りの環境が合わず、軸がぶれぶれになる。

そもそも、自分には環境に合った軸なんて持つことができないんじゃないかと悲しくなる。

自己否定を繰り返す毎日が続いた。

 

それが一年以上続いた結果が、病気休暇につながった。

まわりの人からは、「この仕事をやめるのはもったいない」とか「最初は自分もしんどかったし、仕事は苦しいことも必ずある」とアドバイスをもらうことがある。

確かに、仕事は苦しいことをしてお金を得るものだと思う。

自分の仕事は楽しくて仕方ない! それでお金ももらえていて、最高だ! 天職! という人は本当に稀なんじゃないだろうか。

一度調べてみたい。

働いている人全員にアンケートをとって、今の仕事が天職、最高だ、楽しくて仕方ない、と思っているかどうかを聞いてみたいのだ。

一体、どのくらいの人がそう感じているんだろう。

 

心身ともに健康でいられる仕事ってあるんだろうか。

もしも、今の仕事が天職! と言っている人が居たとしても、わたしがその職について、最高! と感じられるとは限らない。

おそらくその人にとっては天職であっても、わたしにとっては違うものじゃないかと思う。

わたしの天職って一体?

 

仕事が恋愛と同じようなものだとすると、天職に出会うことは運命の相手と出会うくらいに難しいことだろう。

ネットで調べてみると、どれだけ正確なものかは分からないけれど、運命の相手と出会う確率を0.0000034%と書いてある記事もある。

ジャンボ宝くじの一等に当選する確率が0.00001%らしいので、どうやら運命の相手と出会うことは宝くじに当選することよりも厳しいようだ。

 

ただ、恋愛に関しては運命の相手を創作することはできない。

それは仕方ないことだ。人間は人間を創造することができないのだから。

これに対して、仕事はそれができる。

お金がちゃんと得られるかどうかは別にすれば、自分の理想の仕事を作ることは、誰にでも可能なことだ。

そこは、仕事の利点だと思う。

この利点だけで、天職に出会う確率をぐぐぐぐっと上げてくれる。

 

まあ、ここで問題なのが、「生活していけるだけのお金がちゃんと得られるかどうか」という点だ。

これは誰しもが解決しがたい課題なんじゃないかな。

あなたはどうだろう?

あなたの仕事に満足をしていますか?

充実した生活になっていますか?

 

わたしはこの課題、どうやって解決すればいいのか、ずーーーっと悩み中だ。

悩みすぎて眠くなってきたので、もう寝ることにするけど。