fredewhiteのブログ

fredewhiteのブログ

病院の記録などを書いています。

Amebaでブログを始めよう!
2013年の夏、不妊の検査の為に訪れた都内にある不妊専門のS産婦人科で、
初診時にエコーでポリープのようなものがあると指摘され、3週間後に子宮鏡検査をしました。
結果は、有茎子宮粘膜下筋腫の可能性が高いとのことでした。
子宮底部の真ん中に、15㎜ほどの子宮粘膜下筋腫が1つぶら下がっている状態でした。

子宮全体の大きさは、鶏の卵くらいだそうです。
子宮内部に向かって15㎜の丸い塊というのは、小さいようでいて子宮内部の空間と比較すると結構な占有体積になるようです。
受精卵の着床のじゃまになる位置に硬い丸い大きなボールが入っている状態です。
十分不妊の原因になるとの判断で、即手術を勧められました(将来的に妊娠する予定の絶対にない方は経過観察が一般的らしいですが、生理痛が楽になるので月経困難症を伴っていれば手術する価値は十分あると思います)。

10年程前から月経痛がひどく、ここ数年は貧血様症状がひどかったですが、こんなものが出来ているとは全く予想していませんでした。


子宮内膜由来のできものはポリープと呼ばれ、筋肉組織で出来たできもの(腫瘍)は筋腫と呼ばれます。
良性の腫瘍だと「筋腫」、悪性の腫瘍だと「肉腫」や「がん」と呼ばれるようです。
子宮粘膜にできた筋腫で茎があるので有茎(性)子宮粘膜下筋腫と呼ばれます。


(画像↓はどこからかお借りしてきたものです。(^^); )





子宮鏡の検査は全く痛みはありません。
スコープを入れるため子宮口を器具で固定する時に、ほんの少しちくっとする程度です。
検査時に医師の見ているモニターを患者も見ることが出来るようになっていました。
先出の図のように、天井から丸いランプがぶら下がっているような形をしていました。
ピンク色のきれいな丸型をしていて、何故そんなところにそんな形のものが出来るんだろうと不思議に思いました。
どこかで見た記事で、異物を外に出そうとして生理の度に子宮が激しく収縮するので痛みもひどく、筋腫の形も丸くなるという事を読んだような気がしますが、はっきりとは分かりません。


受診した病院はポリープ切除の設備はあるのですが、筋腫の手術には対応しておらず、系列病院を紹介されました。
系列病院へ電話したところ、初診の予約待ちに1ヶ月、手術の順番待ちに数ヶ月との事でした。
手術は日帰りで行うとのことです。


開腹手術ではない子宮鏡での手術(カメラとメスの付いた細い筒を膣から子宮に入れて、映像を見ながら筋腫核だけを切り取る手術)は、専門の技術と設備が必要なので、病院が限られるうえに、緊急性のない筋腫などの良性腫瘍は後回しになり、長い待ち期間が発生するようです。
どこの病院に問い合わせても手術まで3~4ヶ月は早い方で、人気のところは1年半待ちとのことで驚きました。


偶然、すぐ近くの病院に日本産科婦人科内視鏡学会の技術認定医の先生がいることが分かり、相談してみたところ、すぐに(相談から手術まで1週間というスピードで)手術をしてくださることになりました。
これを書いているのは術後3ヶ月ですが、とても丁寧で的確な手術で、術後の経過も良く本当に感謝しています。


私の場合は、筋腫が真ん中に1つだけぶら下がった取り易い形をしていたので、子宮壁内部深くに出来た筋層筋腫などの場合には参考にはならないかとは思いますが、
粘膜下筋腫で手術を検討している方の参考になればと思い、記録しておく事にしました。

以下、時系列に覚え書き程度に書いてみます↓。

_____________________________

<初診当日> 術前検査

血液検査(HIV・肝炎・貧血・血液型・など)、肺活量、レントゲン、その他検査いろいろ。合計3000円ほど


<初診翌日> MRI検査 

造影剤なしでの検査6000円くらい。
帰りに入院窓口で必要な書類をもらって入院申し込みも済ませておきました。入院当日の手続きが簡単です。
自費で個室なども選べるようでしたが2泊3日なので普通の大部屋にしました。


<手術当日まで>

高額療養費制度の「限度額適用認定証」の準備
加入保険組合に申請するとすぐに送ってもらえました。
これがあると窓口で高額になった入費のうちの自己負担分だけを支払う事が可能です。一旦全額支払った後で役所に申請して還付、という手間が省けます。

持ち物の準備

入院用の書類・寝間着・夜用ナプキン5枚・耐熱プラコップ(自分で使うのと、朝昼晩に病院から美味しいほうじ茶が出ました)・スリッパ・白いバスタオル2枚(手術後ベットへ患者を異動させるときに担架のようにして使います。その後しばらくベッドに敷いたままシーツのように使用します。大量出血などに気が付きやすいように自分の判断で白い物にしました)・歯ブラシと洗髪と洗面用具(手術前日にシャワーを浴びたかったので持って行きました)・携帯電話と充電器・読書用の本・など。


<入院当日> 入院日数 2泊3日

13:00 入院手続き後、すぐに病室へ。
病室は6人部屋。一番奥の大きな窓際だったので明るくて良かったです。 病室に案内され、すぐに処置室でダイラパンS(水分を吸収して広がる棒状の樹脂)挿入。手術用の子宮鏡を入れるために子宮口を広げておくそうです。 処置中に痛みはほぼなし。


14:00 子宮内の感染防止のため、抗生物質服用(看護婦さんが渡し忘れていたので申告したのが14時です)。

14:30 痛みを少し感じるが、30分くらいで何も感じなくなる。痛みもなく快適。

18:00 夕食(味付けも良く美味しく頂きました。)痛みもなくのんびりと過ごす。

19:30 ダイラパンS 取り替え&増量 痛みなし。

19:40 シャワーの許可をもらう。シャワーで普通に体を洗い、洗髪・洗顔・歯磨きなども済ます。痛みも全くなく、さっぱりして快適。

20:30 子宮口の広がる痛みがじわじわと強くなり、強い痛みに変わる。痛み止めなしの方が手術に良さそう、という独自の判断でベッドの上で我慢する(←間違いです。すぐに座薬をもらうべき)。

21:00以降 食事禁止。水は朝6時までOKとのこと。

03:30 痛みで眠れず、看護婦さんに沈痛剤の座薬をもらう。すぐに楽になって眠る。
13時の1回目のダイラパンがすぐに痛くなくなったので夜中まで我慢してしまいました。
我慢せず、すぐに座薬をもらうととっても楽。 (^_^);
痛みに波があって時折息を止めて我慢するのですが、長時間続くと非常に辛いです。
1時間はなんとか我慢は出来ますが長くなるとあまりの苦痛に神経が疲労します。
座薬を早めに入れてもらうとよいでしょう。
座薬を使うと痛みはないか、あっても少しだけだと思います。



<入院2日目 手術当日>

6:00 起床。麻酔用に水で喉を湿らす(飲まずに濡らす程度にする。麻酔時のチューブが入り易く気道が傷つかずに安全とのことでした)

8:30 家族の付き添いが必要なので、家族待機。

9:30 糖液点滴(夜まで飲食出来ないので水分&栄養補給のため。手術後の低血糖を避ける目的?などと聞いた事があるような気もしますが、不確かです。)太ももまでの長さの弾性ストッキングを両足にはく(血栓防止だそうです)。

10:00 手術開始 術中抗生物質点滴

10:?? 手術終了 うっすらと先生にお礼を言っている記憶あり。

11:00 持ち込まれた病室のベットに乗せられ、病室に戻る。 

11:10 糖液点滴・フットポンプ(血栓防止)・酸素マスク・尿道カテーテル・膣血液ドレーン などが装着された状態。ベットには術前に提出した持参のバスタオルが敷かれていました。
痛みは全くないけれど、吐き気がひどい(麻酔が効きすぎる体質だと気持ち悪くなるようですが、原因はわかりません)。吐気止めの薬を点滴に入れてもらいました。血圧がとても低かったです。

14:50 フットポンプ・酸素マスク・尿道カテーテルを外し(本当は酸素マスク等、もう20分~30分くらいつけていた方が良かったらしいのですが、吐気に加えて尿道カテーテルの感じが嫌になっていたので外してもらいました (^_^);)、点滴をつけたまま自力でトイレに行く。
立ち上がるとすごく気分が良くなりました。

15:00 トイレの後、夕食まで眠る 低血圧 吐気は半分ほどに回復。

18:00夕食 体力をつけるため、白ご飯を3分の1ほど残しただけで後は食べました。
気分6割くらい回復

20時過ぎ 点滴外す 念のため針は残しておく。



<入院3日目>

06:00 起床 気分8割回復 採血

07:00 朝食 美味しく頂きました。毎食前に各自のカップに給仕係の看護師さんが、熱々のほうじ茶を注ぎに来てくれるのですが、これがとても美味しかったです。

9:00 処置室で子宮内に入れていたバルーンを除去(手術直後、癒着防止の為に入れていたものです)。代わりに癒着防止の避妊リング(FD-1)を入れる(これは入れっぱなしで3ヶ月後に取り外します)。

9:30 会計(合計15万数千円のうちの、8万数千円の自費限度額のみをクレジットカードで払いました) 出血も少しあり、頭もまだぼんやりしているので、会計後またベッドへ。

11:00 退院 家族の迎えを待って病院を出る。少し傷の痛みあり。前屈みでゆっくり歩きつつ駅まで行き電車とバスで帰宅。

______________________________


間違っている箇所も幾つかあると思いますが、以上が手術の記録になります。





1月後、術後最初の生理が終わった後にFD-1が抜けていないかなどの術後検査がありました。
3ヶ月後にもういちど病院に行き、FD-1を抜いてもらいました。

術後、内臓がねじれるような痛みがあった生理痛が、嘘のようになくなって驚きました。
ひどい貧血症状も改善されているようです。
生理痛は10年くらいかけて徐々にひどくなっていったので、痛くない時を忘れていました。
血液も赤くてさらさらしています。

最後に、手術を受けて思った事を書いておきます。

・日帰りで行っているところはありますが、私のように体力の無い人には不向きかと思います。ゆっくりと前日から時間をかけて傷つかないように子宮口を広げたり、術後にゆっくりと休養したり、私には絶対に必要だったと思いました。

癒着防止の処置についても、術後すぐ子宮内にバルーンを入れて、翌日の退院前に取り出し、代わりにFD-1(魚の骨のような形状の平たいプラスチック)を入れるという手順も、丁寧な気がしました。

2泊3日でちょうど良かったと思います(もちろん日帰り手術にも沢山メリットがあって安全だと思いますので、自分の満足出来る方法を選ぶ事が一番だと思います)。





・将来妊娠を希望している人で生理痛のひどい人は、検査で問題がない場合は、一度子宮鏡検査を受けてみると良いと思います。費用は6000円くらいだと思います。

生理痛がひどくて婦人科に通っていましたが、大きくなるまでエコーでは見えませんでした。いつから筋腫があったのかも不明確ですし、生理痛の原因は筋腫だけではない場合もありますので、一概には言えませんが、もしかすると小さい筋腫が原因でひどい生理痛になっているのかもしれません。

有茎粘膜下筋腫の場合はポリープとも見分けがつきにくいので、疑わしい場合はぜひ子宮鏡検査をお勧めします。




初診から手術、術後検診終了までの総費用(自費負担分)は、合計9万円5千円弱でした。
参考になればと思い記録しておきます。