父の仕事の都合で、生まれてから3歳までを
和歌山県の新宮市熊野川町九重という山奥で過ごしました。

母も働いていたので、今もそこで住む今年90歳になる伯母が
いつもボクの面倒をみてくれていました。

$THE BEST IS YET TO COME

世界遺産の熊野古道よりもさらに奥、
山々に囲まれ、家の前には熊野川(北山川)が流れる綺麗な場所です。

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和歌山県と奈良県と三重県の県境が入り交じる奥地で、
台風12号で甚大な被害を受けた奈良県十津川村はすぐ隣。

台風12号では、独り暮らしの伯母の家もボクの生家も、
町全体が一時、屋根まで水没する被害に遭いました。

このあたりが増水したのは、9/4(土)深夜過ぎで、
伯母は、暗闇の中で孫の救命胴衣を身にまとい、
二階から天井裏へ、屋根から裏山へと逃げて、
明け方に発見され、何とか無事に救助されました。

何故、避難勧告が出ていなかったのか驚きましたが、
高齢にもかかわらず、頑張って逃げてくれたものです。

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ライフラインはすべてなくなり、
電話ももちろん不通のまま。

水害の心配のない娘さん宅に身を寄せて、
5日後にようやく電話で話せました。

90年九重に住んで、こんな経験は初めてだったこと、
日本一綺麗な場所と思っていた故郷が無残な姿になったこと、
大切にしていた手紙や写真、衣服や家財がすべて流されたこと…

伯母は受話器の向こうで泣いていましたが、
今はずいぶん元気を取り戻してきてくれています。

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そんな矢先に、また台風直撃です。

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これ以上、被害が出ませんように。