先日、古いブルズアイを買ったと書きましたが、
元々もう1本持ってました。

スコッティ・キャメロン監修に替わる直前のモデル(右側)。
いわゆるブルズアイの最終形のパターです。

$THE BEST IS YET TO COME

初期モデルは角張っていて、年追うごとに丸みを帯びたデザインになってます。
最終形は、全体に曲線が強調されて洗練されたカタチですね。

$THE BEST IS YET TO COME

美しいパターです。

L字パターに対してT字パターとも呼ばれるブルズアイ。
センターシャフトパターの原型でもあります。

CSラブのshuuさんも夜のパタ練用に1本いかが?

$THE BEST IS YET TO COME

ソールには「John Reuter Jr Design」の刻印。

ブルズアイは、ジョン・ルーターJrがミシガン州在住の頃に開発したパターで、
1940年代初めにフェニックスに移り、ファクトリーを開業、
またたく間に人気パターとなりました。

ブルズアイの商標は、1968年にアクシネット社に売却されましたが、
ロイヤリティー契約は、ルーターJrが1984年に亡くなるまで続いたそうです。

ちなみにブルズアイとは、英語で「(射撃の)標的」という意味。
カップ=ターゲットを狙うパターというわけです。

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さて本題です。

ブルズアイがキャッシュインと呼ばれることがありますが、
この2つは、元々は別のパターだとこのたび知りました。

$THE BEST IS YET TO COME
JEFFERY B ELLIS/THE GOLF CLUB P140より

こちらがキャッシュイン。
ブルズアイに似ていますが、違うパターですね。

キャッシュインは、ロバート・キャッシュ(Robert Cash)という人物が、
1930年に特許を取得したパターで、開発者名から名付けられたものでした。

「お金がザクザク入るように入るから、キャッシュイン」と思ってました。
まあ、そういう意味もかけているのでしょうけど。

このCASH-INは、1940年にスポルディング社の製品となり、
1980年代まで多くのプロに使用され、数多くの勝利をあげたパターです。

写真のキャッシュインは、1930年の特許取得時のオリジナルモデル。
ちょっと武骨なデザインですね。

スポルディング傘下となった後、丸みを帯びたデザインに変わっていきます。
デザイン面での変遷は、ブルズアイと同じなのが興味深いところです。

というわけで、ブルズアイはルーターJrが発明→アクシネット社のパター、
キャッシュインは、キャッシュが発明→スポルディング社のパター、
2つは別のモデルという話でした。

ややこしいのは、スポルディング社にもブルズアイがあること(!)ですが、
これ以上書くとマニアックになるので、このへんで。

って、もう十分マニアックか…