まずは、皆さんに私のことを知ってもらおうと思います。

彼とは7歳離れていて、職種は違うけど似たりよったり
だから、仕事を一緒にすることもあるんだ。


彼に出会うまでの私は・・・


本当に最低な人生を歩んでた。

最低っていうのは、女として最低ってこと。


どうしても、大きな仕事がしたくて
自分を担保にしていた。

何をするにもお金が必要で、若かさと容姿を武器に
とにかく好きじゃない人でも
仕事場から家が近ければ便利だから転がり込むし
ドレスを着て出かける事
高級住宅街を練り歩いて、高いレストランに行って・・・


でも、そんなのは 幻想 ってこと。


気付いた時には、いろいろなものが崩れ落ちていて
大切な何かを失っていた。
本物の愛なんて、なかったし
家族も疎遠になって
友人も友人と呼べなくなっていて


きがつけば、朝おきてお金を媚びて
抱かれて
1万円札を握りしめて
飲み歩いて 権力者達に抱かれにいき
それを隠してまた飼い主に抱かれてた。

部屋に閉じこもる日々。

乱暴に体だけを求められる毎日。
1日の食事は味もしなくて・・・
みえる景色は、灰色だった。


スキでしていたはずの仕事なのに

仕事の為にとおもって、そこに身を投じたはずなのに


もう、全部ぐちゃぐちゃで


前をむく事ができなくなって、壊れかけた玩具みたいに
ただカタンカタンと同じ所をグルグルしてた。


毎日、冷たいシーツの上で泪を涸らして
毎日、押し入れの中で闇を求めて
毎日、泣き叫んで人生を嘆いてた

こんなことなら、生きていないのと変わらない
存在していないのだから。
この世界に。

本当に、ただ、生きているだけ。

食事して、排泄して、寝て・・・


そんな毎日だった。


そんなときに。出会ったんだ。フレデリック・・・


欲と色恋と反則の道を歩み崖から落ちる寸前に、手を差し伸べてくれた。

「君が行く道は、そっちじゃない。
こっちへおいで、僕が押し入れからだしてあげる。」


フレデリックの絵本にでてくるように
お日様の光や色、そして素敵な言葉を持って
彼は私を救ってくれた。