ITALIA
最近、古いイタリア映画を2本観たんですがなかなか良かったので
紹介しようかと思います。
一本目は、
イタリアの巨匠ルキノ・ヴィスコンティの
「地獄に堕ちた勇者ども」
前に一回観たんですけど、あんまり覚えてなくてもう一回観てみました。
イギリスのパンクバンド、The Damned の1st Albumのタイトル
「Damned,Damned,Damned」
が、この映画のタイトル(原題「The Damned」)
から取った事は、知っていましたし、三島由紀夫がこの映画を絶賛していたのを
知っていたからなんですが、なかなか観るのに勢いがいるというか、内容が少し重いので
敬遠していたのもあリます。
私の場合、同じ映画を何度も見直す事はよくあります。
何故かと言うと
その時々によって感じ方が違うし、気付かなかった事に気付いたりするからなんですが。
ルキノ・ヴィスコンティと言えば、今までに観た映画
「ベニスに死す」
でも主演のビョルン・アンドレセンも美男子でしたが、
この映画でも、主演のヘルムート・バーガーも、かなりの美男子でした。
ストーリーは、
おおまかに言うとヒトラー率いるナチス党が独裁政権を握った時代、
ドイツの裕福な貴族家庭の中で起こる財産や権力を巡る裏切りや紛争を描いた映画です。
テーマが重いですが、なかなか見応えのある映画でした。
さすがヴィスコンティといった所でしょうか。
映画を観ていて、前は気付かなかったんですが、
出演者の中に私の好きな女優シャーロット・ランプリングが出ていた事に気付いたのです。
シャーロット・ランプリングと言えば、
フランソワ・オゾン監督の作品に良く出ているので、知っていましたが、
若い時の彼女がこんなに綺麗だとは知りませんでした。
往年の彼女しか知らない私には確かに、知的な雰囲気の女優さんだなぁって
思っていましたが、こんな若い頃から既にその雰囲気が出ていて、
貴族の令嬢役は、適役だと思ったし、
若い頃こんなに美しかったなんて知らなかったんですよね。
主演のヘルムート・バーガーは、監督と愛人関係にあったらしいですが、
映画の中で女装していたり、妖艶な姿が印象的でした。
あとひとつだけ面白いなって思ったのが、この映画言葉が英語なのに、話し方が
妙にドイツ語っぽいのが、おかしかったです。
変に抑揚が付いた言葉なんですよね。わざとかもしれないですが。
もう一本は、同じイタリアの監督ヴィットリオ・デ・シーカ監督の
「昨日、今日、明日」です。
ヴィスコンティとは対照的に明るい映画です。
ソフィア・ローレン主演、マルチェロ・マストロヤンニ共演の
この映画は、2人がナポリ、ミラノ、ローマのそれぞれの都市での
男女に扮した物語で3部構成になっています。
ミラノの令嬢役のソフィアも良いのですが、
私が一番好きなのは、ローマのコールガール役の
彼女です。
なんと言っても
その体が肉感的ですごくセクシーだし、
大人の色気を感じさせる時と
子供っぽく無邪気に笑ったりする時なんかもあって、
小悪魔っぽい彼女が
すごくチャーミングでした。
今まで観たイタリア映画の中では、
ミケランジェロ・アントニオーニの「欲望」が一番好きなんですが、
ヴィットリオ・デ・シーカ監督の映画も良いですね。
ヴィスコンティ監督は、やはり同性愛者だからか流石に映像が美しいと思いました。
「地獄に堕ちた~」は映画というより演劇な感じがしましたが。
「ベニスに死す」ももう一回観直そうかな。
いつも思うんですけど・・・
昔の女優さんの方が、現代の女優さんより
魅力的に見えてしまうのはなぜなんでしょうか?
私が懐古趣味なだけなのかなぁ。
あと、やっぱり同性愛者の監督の映画作品は、美しいなって思います。
フランソワ・オゾンや、トム・フォードもみんなゲイですもんね。
関係ないけど
「バーレスク」観たいなぁ。




