リトルダンサーでボーイミーツガールよ
リトルダンサー、ビリーエリオット。有名な映画でありながら最近ようやく観ましたあんまり観る気しなかったのは、期待してた「リトル・ミス・サンシャイン」が思ったより全然面白くなかったな、という、全然関係ないのにどこかこの2作を同じようなもの扱いしていたことによる遠ざけ。「リトル」が同じだからって似てる作品だと勝手に感じてしまう私のなんたる浅はかさよ…まああとはストーリーの内容がだいたい想像ついちゃうしぃ~、と思っていた節もあった。でも、観てみて、イイ意味で期待を裏切られた感じ。おもしろかったし、なにより泣いてしまった、ビックリである。有名なハナシだと思うので、いつも通り(?)あらすじはカットで。気になる人はみてください、まだ見ぬ人みてください、ぜひおすすめです。おすすめと言われてもほとんどの人は観たことあるんだろうな…映像が綺麗だなって思ったのも、この映画を気に入ったひとつ。淡いブルーの色調がキュートで、主人公のボーイ、ビリー・エリオットがdancingしながら道路を突っ切るシーンとか、バレエ教師の娘のガールとのツーショット、ビリーの友達(まだこのときはゲイ疑惑)とのおしゃべりシーンとか、画面の雰囲気に合っていて素敵。映像美だな~と眺めていてたのしかったですビリーがこっそりバレエに通うところ、いつパパにばれるかハラハラしつつも夢中になっていく様がこれまたキュート。バレエ教師に指摘されてぶーたれるのもこの歳ならではの表情でキュート。同級生であるバレエ教師の娘がちょいちょいビリーに絡んでくるのも、それを思春期特有の男の子あるあるな態度で対応するのも、ゲイ疑惑である友達(まあゲイだったんだけど)との何気ない会話のやりとりとかも、ビリーふくめた周りの環境がキュート、キュート、キュートなのです泣いたのは、パパがビリーのバレエ学校費用のために、今までしていた炭鉱運動を捨てたことによるお兄ちゃんとの争いシーン。バレエに専念させようと、炭鉱仲間やそれまで一緒に活動していた兄との関係を切り、「俺達には未来がないけど、あいつ、ビリーには未来があるんだ」と父兄ふたり泣き崩れるシーンは思わずほろりよバレエ学校入学試験では、面接で「踊っているときになにを思う?」ときかれる。エリカ様風に「べつに…」で返すビリーだったけど、ふと足を止めて、「電流のよう。鳥みたいになる」と答える…キュートなビリーが最後にあんなに格好良くなってて、まるで自分の弟のように胸がつまりましたとさ。