「駆け込み女と駆け出し男」をみましたよっと

 

 

前から気になっていたこの映画、満島ひかりがでているという点で気になっていたことのひとつですが、もうひとつはとある人におすすめされたからという点もある。そのとある人とはまあ簡潔にいえば私がちょっとばかり気になっていたひとで、去年の春先くらいのマイ・ラブストーリーの対象者だった。そのひとが「最近みた面白かった映画は?」のはなしで、この「駆け込み女と駆け出し男」の題があがったのです

 

 

「あれはよかったなあ、あれはおもしろかった」としきりにうなずきながらしゃべってくれるそのひとは、私がその映画を観ていないためその映画について深く話すことはなかったが、とにかくおもりそくて本当におすすめしてくれているんだということは分かったので「ああ観てみたいな」と記憶にとどまったのである。

 

 

まああれから一年がたちようやく観るチャンスがおとずれたってわけです。たまたまHuluで配信していたのを見つけただけなんですけどね

まあそのひととは結局なんの進展もなしにおわったって感じだったんですけどね、まあ私の恋愛バナシはいいや、映画のハナシよ映画!

 

 

 

「駆け込み女と駆け出し男」、江戸時代が舞台。なんかもう時代背景からめんどくさ~ってなりがちむずかしそうだなぁという先入観をもちましてですが、そこは出演者俳優たちの腕のみせどころ?大泉洋だからみれた!とまで言えそうな、さっぱりした主人公の気質のおかげで、わからない江戸言葉がぽんぽんでてきてもあまり気にせず見続けていられましたさ~~~

 

 

 

満島ひかりは貫禄ある雰囲気さながら大商人の愛人役を。お高い物言いが、彼女の気高い育ちを表していてぴったり、どこへいっても凛としていて格好良き!

 

戸田恵梨香はなまりになまったくず鉄女だったけど、修行でだんだんと仕草や動作にゆとりがでてくる様子にほっと安堵する。内山理名のキッとさせた目力は印象的だし、法秀尼のばかまじめなキャラクターもシュールでおもしろい。ふりまわされる大泉洋が滑稽で愉快です

 

 

 

駆け込み寺こと東慶寺を中心に、女たちのたたかいやそれにくっついてくる大泉洋の振る舞い、シリアスとコメディの塩梅の良さにまさしく痛快、といった感じ。しかし私にとって大泉洋はどちらかといえばコメディよりな俳優のイメージが強いので、まさかのラブストーリーに展開する流れにはすこし拒みたい気持ちもありました(失礼)…コメディとシリアスがまともにこなせる素敵な俳優だと思うのですが、いかんせん恋愛ものは別でございます、どうしてもギャグに思えてしまって、そこはまあ私の勝手な大泉洋へのフィルターのせいなのでしょうけど、大泉洋にはもう熟年夫婦、とか、ラブストーリーをやるならもうそういうまったりした関係性からはじめてほしい…という迷惑きわまりない押しつけで締めくくらせていただきます。おもしろかったです、おすすめ!