縦横学より | Absolute Gem

縦横学より

「物事には必然の帰結というものがあり、筋道には当然の理というものがございます」

「富貴であれば人は集い来り、貧賤であれば人は去っていくものなのです。これこそ、物事の必然の帰結、筋道の当然の理というもの。市場をご覧ください。朝には人が溢れ、夕方には空っぽになります。それは朝、市場が好きだったのに、夕方には嫌いになったと言うことではありません。欲しいものがあるから行き、なくなるから立ち去るのです」

「馬車作りの大工は馬車を作り上げると、人が一人でも富貴になるようにと願い、この反対に、棺桶を作る大工は棺桶を作り上げると、世間の人は少しでも若死にするようにと願うものだが、これはなにも馬車作りの大工が善人で、棺桶作りの大工が悪人と言うわけではない。人が貴い身分にならないと馬車は売れないし、人が死ななければ棺桶は買い取られないからで、心で人を憎んでいるのではない。人の死ぬことによって利益が得られるからである」(韓非子)

打算、利害を毛嫌いしてはいけない。むしろ己自身を踏まえて、すべてを客観的に複眼で見ることが大切である。そうすることによってのみ、あらゆる局面は打開できるのだ。(韓非子)