ゆれる | Absolute Gem

ゆれる

これはオダギリジョー主演の映画「ゆれる」の話ではない。
http://www.yureru.com/splash.html

自分の正しい道と思う道を選択し続ける。
それが人生の面白さなのかもしれないが、
良い条件が複数あるときほど難しいものはない。

特に、その選択の対象が物ではなく、
人であった場合、更に難しくなるし、
人と接するときの自分の状態、時間差と言うのも生ずる。

この3連休(一日はバンクホリデー)は、
ロンドンではノッティングカーニバルが行われていたようだったが、
最近の俺は観光にほとんど目もくれず、
というより、今はあまり観光に興味がわかず、
もちろん異性を誘えばお金をかかることも考えて、

司馬遼太郎の大盗禅師を読んでいた。その世界へ入っていた。
この中の主人公である仙八も、自分の選択に大いにゆれた。
有能な人物がことごとく現れて、それに対し常に感心し、
出会うたびに気持ちが揺れ動き、その場でついていってしまう。

彼は最後についていかない自分の道を見つけ出すのだが、
そこまでたどり着くと言うのはとても長い道のりだった。

俺も数年前は、誰の言うことが自分にとって最良の選択か、
とても迷う時期があった。何度も。それを見極めることは難しかった。

有能な人物は、自分の信念を持ち、そして絶対的な自信を持っている。
それに劣る自分が選択するというのは、並大抵のことではない。

現実(ありのまま)を見よ、と説く。
物事の本質に焦点を合わせることが、選択の材料であると。
人ばかりを見て感心していては気持がコロコロ変わってしまう。

人を見て感心ばかりしてしまう自分そのものではないか。
と、深く考えさせられた一日だった。
ただ、こう思う時代があればこそ、それが青春なのかもしれない、とは思った。
まだまだ青春は続く。