自宅に、
母名義のクレジットカードの
請求書が届いた。
母は、
ずっと前に、
私を捨てて失踪した。
現在、
生きているのやら、
何処で暮らしているのやら、
私の与り知るところではない。
それなのに、
クレジットカードの請求書。
つまりは、
最近、
新しくクレジットカードを作り、
それを使っている。
しかも、
そのカードの届け出先住所。
つまりは請求書送付先が、
私の家になっているということだ。
とても不愉快だ。
私に、
闇
を植え付けて、
私の兄弟たちを殺して、
自分を正当化する為、
遁走した。
憎むべき女。
時が過ぎて尚、
新たなことで私を貶めるか。
死ねばいいのに。
早く、
死ねばいいのに。
死んだ
それ以外の報せは、
聞きたくなかった。