kinoです。
今日は
以前ブログに書いた「繋がれ命」の
結果報告になります。
尚、骨髄バンクのコーディネーターの方から
「リアルタイムでのSNS発信はしないように!」
「個人情報は書かないように!」
と言われてるのですが
その辺はお任せ下さい!!
これでも医療従事者なので!
守秘義務とかハンパないんで!
ついでに言うと今回のブログはリアルタイムではありません。
わざとこの日に投稿する様にしてます。
理由は最後に!
って事で「骨髄バンクのドナーになった人」に
密着取材を敢行してキチンと詳細を確認してきました。
んじゃ、ざっくりと。
去年の秋頃に「骨髄バンク」から
「ドナー候補」として選ばれました。
と連絡があったと
某スゴく近しい人から話されました。
某アタクシの某家族なんですが。
以前、ドナーに選ばれて骨髄提供してきた
友人からザッとどんなふうにしたのか聞いていたので
「結構大変な思いするみたいだよ?」
と、ざっくり説明しました。
でもね。
「人間って一生の内に救える命って1人分くらいらしい」って
前に聞いていたので、その気持ちも伝えました。
最終的には本人が「やる!」と決めました。
オマエ、ロケンローだな!!
カッコイイぜ!!
そこから「骨髄バンクのコーディネーターの方」と連絡をやりとり。
最終的に「白血球の型が合うか?」の採血をしに
近くの大学病院に行き、合う事が判明。
その後「骨髄提供するかしないか?」を意思決定した後
後日「最終同意」をしに「医師」と「弁護士」立会いのもと
そこそこ遠い病院まで行きました。
第三者(家族)の同意とサインも必要という事で
同席させて頂きました。
この時、初めてコーディネーターの方とオレは会いました。
ここぞとばかりに質問攻めしましたし
かなりぶっちゃけた話も聞けました。
こちらが看護師だと伝えた上で。
「骨髄バンク」でドナー登録をする人は
そこそこいるらしいけど
骨髄が必要な人とマッチする人は40人に1人とかってレベルらしい。
家族間で血液型が同じでも白血球の型まで一致するのは稀らしい。
その後、ようやく「患者側」に「骨髄提供者がいました」と報告が入り
全ての準備が始まるワケです。
まず「骨髄の提供が必要なレベル」って事は
何かしらの治療を既にしながら待ってるワケです。
「患者さんの体力」や「骨髄移植できる状態」に整えなければなりません。
患者さん側にも最終同意が必要なワケですし。
あとはタイミングです。
それを逆算して医師が動くワケです。
全てが整うように。
いよいよ予定が決まったのは
最初に「候補」として連絡があった数ヶ月後。
その間も病気は進行してるワケですが
準備は万全を期さなきゃいけないので
そのくらいかかってしまいます。
まず、コーディネーターとドナーで
骨髄を取る手術をする病院を決める話合いがされ
手術に合わせて自己血を採取しに行きます。
(自己血とは自分の血を取っておいて骨髄を抜いた後に自分に輸血して戻す血液)
400cc取りました。献血くらいの量です。
そして入院。
手術室で全身麻酔にて骨髄を800cc採取。
腰の腸骨から二箇所、針を刺して採取。
入室から4時間ほどで終わりました。
コーディネーターも来てくれてちょっと話して帰りましたが
本人曰く「術後の痛みも思ったよりない」と。
まあ、全麻ですからね。
術中の記憶もありません。
術後に主治医から「移植可能な骨髄でしたからすぐに患者さんの方へ送りました」と
速報も入りひと安心です。
その後、抗生剤を入れて(術後のお約束)
翌々日に退院。後日、術後の経過を診る為に採血の予約をして終了。
入院中、担当看護師や医師達から
「どうしてドナー登録したんですか?」と
たくさん聞かれたそうです。
某カミさん「ロックンロールだから!」だそうです。
そして「ありがとうございました」と何度も言われたとか。
いや、病院側も本来ならやりたくないであろうリスクあるボランティア行為なんだろうし
こっちがありがとうだろーがい!
お疲れ様です。全員!!
これから移植を受けた患者さんは
造血機能が回復するまで免疫抑制剤を使って
GVHDと闘っていくワケです。
きっと落ち着くまで年単位かかる。
命は繋がったけど、闘いは続いている。
ここから先の事は教えてもらえない決まりになっている。
「頑張れ!」としか言えない。
退院する日に最後にコーディネーターさんが言ってた言葉が忘れられない。
「この仕事やってるとね、人間も捨てたモンじゃないなって思う」
ドナーはボランティア。
それにたくさんの人が動いて
命を繋いでいこうと頑張る。
ドナーの入院費や交通費は患者持ち。
正直、かなりのお金が動く。
それでもそうしないと繋げない命。
善意から始まるこの一連の動きは
コーディネーターさんの言葉に集約されてると思う。
「オレはいつでも準備オッケーっすよ」って言っておいた。
笑ってた。
最後に何故アタクシが骨髄バンクドナー登録したかって話。
「hide」がしてたから。
そんだけ。
そして5月2日。
hideの命日。
繋げていくよ。
馬鹿なオレ達に出来るのは
そんだけだから。
p.s
後日、移植した患者さんから手紙が届いた。
それだけで充分だと今回のドナーさんは言ってたよ。

