それがサービスだと思う | 僕の帰る場所

僕の帰る場所

ママは一人旅立ってしまいました。
パパとコウ、じぃじとばぁばのお話。

現在パパはデイサービスに勤務している。


5年前特養へ入職し、2年前同付属の現職場へ異動となった。



最近、ある新規利用者がデイ利用を始めた。


透析が必要と診断されたが諸事情で断念。


食事療法を行いながら自宅で生活されている。


蛋白質と塩分量を厳しく制限した食事。


管理栄養士か看護師、プロを雇いたいと思うほど。



利用者の伴侶は


そんな献立を毎日考えて調理し、記録に付ける。


それを1日3食、365日繰り返すこと、もう数年になる。


契約に行って感動したのは初めてだった。



デイでの食事について、こう言われた。


「お年寄り向けの食事でしょうから普通で良いです。」


「相方の食べる量は少ないので、こちらで調整します。」



この言葉に甘えていいのか?


僕の答えは否だった。


施設栄養士と制限量について何度も相談した。


パートさんとも何とか楽に計測と記録が出来ないか検討した。


現状献立を厳しく制限することは非常に困難。


それならば、摂取量を厳格に計測し、記録することを提案。


何とか道筋は出来た。


私の置き土産くらいにはなったのかな。