老人ホームにいるばあちゃんは、いつも私に戦争の悲惨さを語ってくれます。


焼夷弾爆弾の恐ろしさを若い人に話したいと言われます。

「戦争は絶対にやっちゃあいかん」と言われます。「武器を持っちゃあいかん。造っちゃあいかん。」とも言われます。



F師も戦争中は学徒動員で、軍需工場で働いていらっしゃいました。


終戦の年の8月7日に、豊川海軍工廠が爆撃されます。

昨日まで働いていた場所に爆弾が落ち、級友たちが2500名も一瞬に命を落とされました。働く場所の移動がなかったらF師もその犠牲になられたのです。



そのF師が書かれています。


なぜこの話をしたかというと、やはり戦争の被害を受けた者として、戦争の悲惨さを知っている者として、もう二度と戦争の渦中に入りたくない。今の平和憲法を維持したい。九条の改正など、少なくとも私たちが生きている以上は反対だ。そういう思いをする八月が近いからです。」と。



今、参議院選挙が始まっています。

戦争体験者の声をしっかり聴いて、投票に行ってほしいと思います。