「人は高いところから話したり書く時は別人になる。一面を隠して、一面を誇張して、それを自分だと思い、思わせたがる。



かくて口と腹が違うのは、政治家や上役ばかりではない。我々の常である。


正直を志す芸術家も,我にもあらず嘘を書く。

印刷された言葉なら、まずはたいてい眉唾と、一度は疑ってかかるがいい。」(山本夏彦「毒舌独語」より)というのを、F師が引用されていました。



M氏はいつも「芸術には嘘がある。嘘が無い芸術は芸術ではない」とおっしゃいます。現実をより良く見せたり聴かせたりするのが芸術だそうです。


嘘をすばらしく見せるのが芸術なのでしょう。



現実世界では、嘘は少ない方がいい。政治家も上役も、そしてカウンセラーも、一般人も!!

相手のことを思って嘘をつくというのもありますから、難しいところもありますね。