他者への憧れ | 酒の友は我が友也

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酒好きで女好きとの評判な筆者が、意外と適当じゃないことを綴るブログ。
きっと何か発見がある。たぶん、本を買うより安上がり。
合い言葉は、『愛だろ?愛』

「他者への憧れを抱く人は、自分自身がない人よ」
※“BONES season4”の中で、ブレナンが言った台詞。

確かこんな感じの台詞だったと思うが…。

蓋し名言である。

おそらく、反論があると思う。

なので、機先を制させて頂く。

私なりの解釈だが…。

憧れは、あくまでも「いいな~」「素敵」という他者へ対する感情。
そして、その対象を真似しようとする。
心理学的に言えば投影である。

身近な話に置き換えて考えてみると…。
例えば、流行に振り回されている人たちを見ていると、
最先端を行っているつもりなのだろうが、むしろ個性がないと言える。
流行を“追っている”時点で、既に最先端ではないのだ。

逆に、“自分は自分”“自分はこうありたい”
確固たる信念を持っている人は、確かに憧れを抱かないかもしれない。
そういう人は自分がNO.1(オンリーワン)じゃないと気が済まないわけで…。
個として、強烈な矜持を持っている人が多いように思うからだ。

勿論、聞く耳を持たぬ。と言うわけではなく、
憧れを抱かないだけで、他者のよい部分は取り入れる。
※自分自身が納得すればの話だが。
排他的では決してないことを付け加えておく。

“BONES”という強烈な個性の集まりが成すドラマだからこその見解。
そうとも言えるが、俗に言う“一流”というのは、そういうことなのではないか。
私にはそう思えてならない。