※前話(第1話はこちらから→不毛地帯第1話 )
昨日から不毛地帯続きですね
勿論予定どおりですが、何か
さてさて…このドラマ。
やはり、小難しい感じがします。
その中でも、作中よく出てくる“二次防”
何の話と思われた方もいらっしゃるかと思います。
これは、略さず言うと“第二次防衛力整備計画” です。
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ポイントをまとめるのも少々苦労しますね
オープニングは、壱岐正(唐沢寿明)が第2の人生へ踏み出すまでの経緯をフォーカス。
物語は、壱岐正が所属する近畿商事と鮫島辰三(遠藤憲一)が所属する東京商事との間に起こる第二次防FX(次期主力戦闘機)の受注を巡る争いを中心に展開します。
近畿商事が推すのは“ラッキードF104”
東京商事が推すのは“スーパードラゴンF11”
貝塚官房長(段田安則)を取り込み、ほぼスーパドラゴンF11に決まりかけていた受注を壱岐正があらゆる戦術を尽くし、覆そうと試みます。
元作戦参謀の本領発揮というところでしょうか。
そして、様々な策が功を奏し、徐々に旗色はラッキードF104に傾いていきます。
しかし、それも束の間、物語は大きな動きを見せます。
物語の終盤、ラッキードF104がテスト飛行中に墜落したとの知らせが…。
愕然とする壱岐正及び近畿商事の面子。
壱岐正の名刺を握りつぶし、高笑いする鮫島辰三。
「ははは…ははははは」
「墜落するなよ」
確かに…
墜落はないわ…
果たして、この状況からどう巻き返すのか
次回はそれが描かれることでしょう。
あと、補足しておくと、今回壱岐正の補佐役として抜擢された小出宏(松重豊)は、悲し結末を迎えることになりそうです。
※この小出という男は、元防衛庁空幕の調査課出身。
敵方であるスーパードラゴンF11の見積書を元同僚に頼みコピーさせてもらうのですが…。
当然、これは機密事項で外部漏洩が絶対にあってはならないもの。
それを壱岐正は命令することなく、独り言(見積書があれば的な発言)として呟くことで小出を動かしたのです。
これが何を意味するのか
要するに、自発的行動を促しただけであって、命令はしてないわけです。
もし、万が一罪に問われることになったとしても、壱岐正に火の粉は降りかからない寸法。
凄く狡いやり方です。そしてこれを壱岐正は意識してやってのけています。
壱岐正の黒い部分が見えた瞬間でもあります。
が…全般的に通して見て、壱岐正は何かと“フェア”に拘っている描写が見受けられます。
コネを使ったり、仲間を陥れたりするのは本意ではないはずです。
この部分についても、ゆくゆくは苦悩が描かれたり、物語のひとつの要素として取り上げて行かれるのでしょう。たぶん、きっと。
そして、今回のもうひとつの見所は、川井伊佐雄(柳葉敏郎)と貝塚官房長とが口論する場面です。
おそらく多くの方が感じたことだと思いますが、この人の立場…そう、“踊る大捜査線”の室井慎次に共通するものがあります。
上層部ではあるが、一番上ではなく、現場重視の思考。
まさしく室井慎次を彷彿させます。
ちなみに…。
千里(小雪)も紅子(天海祐希)もしっかり登場しています。
この二人がどう絡んでいくかも、このドラマの見所のひとつ。
最後に総評を述べておくと。
内容的に敷居の高いドラマと感じるかもしれませんが、一度見たら次回も見たくなる。そんなドラマだと思います。マダマニアイマスヨー
今後も要チェックです
次話はこちらから→不毛地帯第3話