尿道カテーテル留置になってしまうには
いろんな理由がありますが・・・
抜いてもちゃんとおしっこが出るかもしれないけど
でも抜いちゃうと失禁だから
失禁に対してどうするかという問題がありまして。
これは入院患者さんとの大きな違い。
オムツでいいかどうかは
なかなか、いろいろな問題があるわけです。
数週間くらいならなんとかなるとしても
今後ずーっとだからね。
オムツでいいかどうか。本人にとっても家族にとっても大きな問題です。
もちろんオムツ交換を定期的にヘルパーさんにお願いするということだってできる。
しかし、これもどうしても嫌だということがあります。
家庭それぞれの考えですから。
はい。今回の症例は・・・
ショートステイやデイサービスを使っていて
ほとんどおうちにいる時間はあまりないけれど
でもおうちに帰ったときは家族に手をかけられない事情がある。
この事情というのは
私たち医療者が良い悪いと判断することではありません。
「それくらい家族にやってもらえばいいのに」
そういう自分たちの価値観を押しつけたって
あまり解決にはならず。
まぁ内容によっては説得することもあるんですけどね。
尿カテーテル留置していて
ただでさえ結石ができやすいのに
ミルキングが全然できない環境なので、
すぐにカテ閉塞してしまいます。
抜いてみようか・・・でも抜いたら誰がオムツ交換をする?
今までに何度かカテ-テル抜去を試みてもやはり尿閉になってしまっていたので
カテ-テルを抜くことはあきらめていたのですが、
しばらくしてトライしてみたら
しっかり尿が出た
なんてことは、時々あるのです。
家では失禁状態になってしまうと困るから
ショートステイ中に施設に往診してカテーテルを抜いてみました。
出るぞ
患者さんはとっても嬉しそう
ややコーフン気味に
「気持ち良くね!シャーッと出るよ!」と
よかったね~
さて、おうちに帰ったときにどうするか
シャーッとね。
でも、尿意を感じたら速攻出ちゃうか、
出るまでに数分かかるか
という感じでして、
その都度尿瓶をあてるというのは現実的な生活ではありません
※ちなみに尿瓶をあてがうことができるのならば吸引型をお勧めします。
スカットクリーン(←クリックでパラマウントベッドHPジャンプ)
オムツタイプの吸引型もありますね。
ヒューマニー(←クリックでユニチャームHPジャンプ)
それで、うちのコンチネンスアドバイザー(排泄ケアの専門家)安部さんに相談したわけです。
ザ・シカゴトーキョーグループという初めて聞く企業の
コーネルさんという金髪の営業マンがやって来ました
男性用失禁・尿管理システムエーフェックス(←クリックでHPジャンプ)
あ、コーネルさんに営業に来てもらうためには英語が話せなくても全然大丈夫です。
日本語ペラペラよ
それとね、コーネルさんは営業にまわるときはちゃんとこのエーフェックスをズボンの下に装着していますよ
エーフェックスの製品は、いろいろあるけど
つまるところこれが基本形かな。(実際には受尿器はきちんとパンツ内に収まります)

とにかくいろんな工夫がされているのでHPをご覧ください。
蒸れないし、片手が操作できるような人なら外れて漏れるなんてこともないでしょう。
吸引型ではないので角度は必要ですから
その先の袋が下側になっていないとダメです。
固定はバンドタイプもあるし、この写真のように専用パンツもあります。
専用パンツはパンツの中にゴムバンドがついていますから受尿器はわりとしっかり固定されています。
寝た状態なら
受尿器部分と袋部分をチューブでつないで
チューブを太ももの下に通してベッドサイドに袋を下げるのです。
太ももの上を通ったら、尿は袋の方には行かないで脇漏れします
ご注意!

(この写真は安楽尿器として載ってる写真なんですが
車いす用寝たきり用のが部品がばらけているのでイメージつきにくいかなと思ってこれを載せました)
立位や車いす時は短いチューブをつないで袋をレッグバッグのように足にくっつけるのです。
なかなか優れものだと思いました。
それからね、今回のヒットは
このチューブと袋の接続部分ですね。
カチッと外せるのですが
なんと
外した状態ではチューブ側は尿が漏れません。
つまり、
ウロバッグを使っているときってバケツか何か尿を捨てる容器をウロバッグの下に置いて
尿を捨てているでしょ。
そんなことをしなくてもカチッとはずして袋をトイレに持って行って尿を捨てられる訳ですよ。
これはすばらしいですな
それと
ベッドから下りられなくて尿瓶を使っている人でも
あの大きな尿瓶を足の股にはさんで排尿するよりも
この会社の安楽尿器は扱いやすいように感じました。
こちらです。

いかがでしょうか。
コーネルさま
はるばる日本橋から来ていただいて、しかも3回も実演していただきありがとうございました
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
深澤りつクリニックは機能強化型在宅療養支援診療所として頑張っております
当院では医療事務さんを急募

通常の町のお医者さんよりも処置や患者さんの状態が様々ですので
医療知識も介護や地域医療にも強くなれるし
やりがいがあります
一緒に地域医療を支えてくださる方をお待ちしております
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いろんな理由がありますが・・・
抜いてもちゃんとおしっこが出るかもしれないけど
でも抜いちゃうと失禁だから
失禁に対してどうするかという問題がありまして。
これは入院患者さんとの大きな違い。
オムツでいいかどうかは
なかなか、いろいろな問題があるわけです。
数週間くらいならなんとかなるとしても
今後ずーっとだからね。
オムツでいいかどうか。本人にとっても家族にとっても大きな問題です。
もちろんオムツ交換を定期的にヘルパーさんにお願いするということだってできる。
しかし、これもどうしても嫌だということがあります。
家庭それぞれの考えですから。
はい。今回の症例は・・・
ショートステイやデイサービスを使っていて
ほとんどおうちにいる時間はあまりないけれど
でもおうちに帰ったときは家族に手をかけられない事情がある。
この事情というのは
私たち医療者が良い悪いと判断することではありません。
「それくらい家族にやってもらえばいいのに」
そういう自分たちの価値観を押しつけたって
あまり解決にはならず。
まぁ内容によっては説得することもあるんですけどね。
尿カテーテル留置していて
ただでさえ結石ができやすいのに
ミルキングが全然できない環境なので、
すぐにカテ閉塞してしまいます。
抜いてみようか・・・でも抜いたら誰がオムツ交換をする?
今までに何度かカテ-テル抜去を試みてもやはり尿閉になってしまっていたので
カテ-テルを抜くことはあきらめていたのですが、
しばらくしてトライしてみたら
しっかり尿が出た
なんてことは、時々あるのです。
家では失禁状態になってしまうと困るから
ショートステイ中に施設に往診してカテーテルを抜いてみました。
出るぞ

患者さんはとっても嬉しそう

ややコーフン気味に
「気持ち良くね!シャーッと出るよ!」と

よかったね~

さて、おうちに帰ったときにどうするか

シャーッとね。
でも、尿意を感じたら速攻出ちゃうか、
出るまでに数分かかるか
という感じでして、
その都度尿瓶をあてるというのは現実的な生活ではありません

※ちなみに尿瓶をあてがうことができるのならば吸引型をお勧めします。
スカットクリーン(←クリックでパラマウントベッドHPジャンプ)
オムツタイプの吸引型もありますね。
ヒューマニー(←クリックでユニチャームHPジャンプ)
それで、うちのコンチネンスアドバイザー(排泄ケアの専門家)安部さんに相談したわけです。
ザ・シカゴトーキョーグループという初めて聞く企業の
コーネルさんという金髪の営業マンがやって来ました

男性用失禁・尿管理システムエーフェックス(←クリックでHPジャンプ)
あ、コーネルさんに営業に来てもらうためには英語が話せなくても全然大丈夫です。
日本語ペラペラよ

それとね、コーネルさんは営業にまわるときはちゃんとこのエーフェックスをズボンの下に装着していますよ

エーフェックスの製品は、いろいろあるけど
つまるところこれが基本形かな。(実際には受尿器はきちんとパンツ内に収まります)

とにかくいろんな工夫がされているのでHPをご覧ください。
蒸れないし、片手が操作できるような人なら外れて漏れるなんてこともないでしょう。
吸引型ではないので角度は必要ですから
その先の袋が下側になっていないとダメです。
固定はバンドタイプもあるし、この写真のように専用パンツもあります。
専用パンツはパンツの中にゴムバンドがついていますから受尿器はわりとしっかり固定されています。
寝た状態なら
受尿器部分と袋部分をチューブでつないで
チューブを太ももの下に通してベッドサイドに袋を下げるのです。
太ももの上を通ったら、尿は袋の方には行かないで脇漏れします
ご注意!
(この写真は安楽尿器として載ってる写真なんですが
車いす用寝たきり用のが部品がばらけているのでイメージつきにくいかなと思ってこれを載せました)
立位や車いす時は短いチューブをつないで袋をレッグバッグのように足にくっつけるのです。
なかなか優れものだと思いました。
それからね、今回のヒットは
このチューブと袋の接続部分ですね。
カチッと外せるのですが
なんと

外した状態ではチューブ側は尿が漏れません。
つまり、
ウロバッグを使っているときってバケツか何か尿を捨てる容器をウロバッグの下に置いて
尿を捨てているでしょ。
そんなことをしなくてもカチッとはずして袋をトイレに持って行って尿を捨てられる訳ですよ。
これはすばらしいですな

それと
ベッドから下りられなくて尿瓶を使っている人でも
あの大きな尿瓶を足の股にはさんで排尿するよりも
この会社の安楽尿器は扱いやすいように感じました。
こちらです。

いかがでしょうか。
コーネルさま
はるばる日本橋から来ていただいて、しかも3回も実演していただきありがとうございました

~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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